第21回 「手塚治虫文化賞」贈呈式のようすをレポートします

★手塚治虫文化賞を主催している朝日新聞社のCSR推進部員・ぶっちーが見た贈呈式のようすを、5回に分けてお届けします★
| (1) くらもちふさこさん | (2) 雲田はるこさん | (3) 深谷かほるさん | (4) 秋本治さん | (5) おたのしみ |


2017年5月31日 16:00

引き続き、「新生賞」の贈呈式
斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる「新生賞」受賞者・雲田はるこさんが壇上へ。
渡辺社長から賞状とアトム像を授与された雲田さんが、こみ上げる思いを語ってくれました。


雲田さんのごあいさつ。


あでやかな着物姿で壇上にあがった雲田さん #着物姿が素敵 #帯がゴージャス

この度は、大好きな手塚治虫先生のお名前を冠する「手塚治虫文化賞 新生賞」を頂戴しまして、本当にありがとうございます。審査員のみなさまもありがとうございます。

えっと…ちょっと…すみません。スマホ…
(なんと、着物の袖からスマホが登場!会場は笑いに包まれます。
「ちょっと口下手なもので…」と、ここからはスマホの原稿を見ながらスピーチを再開)

大賞のくらもちふさこ先生、短編賞の深谷かほる先生、特別賞の秋本治先生と大ファンの漫画家さんと一緒に受賞させていただいたことも、本当に嬉しく光栄に思っております。

『昭和元禄落語心中』は、落語家さんが作り上げた「落語」という文化がなければ、まったく成り立たないマンガです。古典落語を勝手に使わせていただいたのですが、お会いした落語家さんたちは、マンガを快く受け入れて楽しんでくださいました。

都内の定席寄席で「落語心中寄席」まで開いていただいて、朝日新聞やアエラでも大きく取り上げていただきました。寄席にお客さんが増えてほしいという思いで描き始めたので、高座から眺めた満席の客席の感動は、いまでもこれからも一生忘れられないと思います。

アニメからも、たくさんインスピレーションをいただき、マンガに良い影響を与えていただきました。
完結までの道のりをみなさんと走れたことも、とても貴重で幸せな経験でした。
(マンガ制作に関わるスタッフ、家族、すべての読者のみなさんへの感謝のことば)

来年で漫画家デビューから、丸十年という節目を迎えます。
そういう年に「新生賞」というすばらしい賞をいただけましたこと、
初めての長期連載への「お疲れさま」と「次の連載も頑張って」というエールをいただいたと思って、
これからもこのアトムを励みにさせていただきたく思っております。

最後に、日本の最高の文化である「マンガ」、そして「落語」の末永い発展の一助になれましたこと、とても光栄に感じております。
本日はありがとうございました。


 #着物着たい ぶっちー あでやかな着物姿で壇上に上がった雲田さん。体中から、喜びがあふれています。
「もしかして、少し緊張していらっしゃるのかな」なんて思っていると、ほんの一瞬ですがスピーチが中断。雲田さんが、少し照れながらスマホを取り出すハプニング!!!なんてキュートな方なんだ♥ そして、着物の袖からスマホを取り出す所作が美しく自然だったので、「普段から着物を着なれていらっしゃるのかしらん!ステキ」と、ぶっちーはひそかに感動したのでありました。

『昭和元禄落語心中』が若い女性の落語ブームの火付け役となったのは、メディアでも報じられているとおり。実際、私のまわりにもこの作品がきっかけとなり、寄席に行きはじめた友人がいます。「マンガやアニメの影響力って、ほんっとうにスゴイなぁ」と改めて感じつつ。手塚先生やマンガへの想い、落語への熱意がひしひしと伝わってくる雲田さんのスピーチがじーーんと心に染みる夕刻でした。



第3回目は、「短編賞」受賞 深谷かほるさんの受賞レポートです。【→レポートはこちら】


【関連記事】「落語はカッコいい! 『昭和元禄落語心中』で手塚治虫文化賞新生賞受賞の雲田はるこさん」(AERA dot.)
      「漫画でハマった、寄席に若者 コラボ企画、実演まじえ古典上演」(朝日新聞デジタル・2017年2月18日)
【関連リンク】 雲田はるこさんツイッター 朝日新聞社 CSR推進部 公式Twitter 朝日新聞社 CSR推進部 Facebook
       第21回 手塚治虫文化賞 受賞作一覧ページ 手塚治虫文化賞 公式サイトトップへ


【主催】朝日新聞社
【後援】兵庫県宝塚市(市立手塚治虫記念館)、東京都杉並区、東京都豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、東京都練馬区


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