手塚治虫文化賞

第1回マンガ優秀賞

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マンガ優秀賞

萩尾望都 『残酷な神が支配する』 (小学館)

《受賞のことば》

 驚いています。また、嬉しく思います。私は小学校の頃から手塚マンガのファンで、マンガ家になろうと決心したのは、手塚治虫の『新選組』を読んで感動したからでした。ですから“手塚治虫”という名前のついた賞をいただいて、亡き手塚先生から励ましていただいたような気持ちです。

 マンガ優秀賞をいただいた『残酷な神が支配する』は、小学館の「プチフラワー」誌に連載中のもので、これから終章へ向けてのまとめに入ります。なんとかうまく完結させたいと思っています。

 長期の連載なのですが、この作品を発表する場をくださった、プチフラワー誌の山本順也編集長に、また、さまざまな形でこの作品に協力していただいたかたがたに、心からお礼をのべたいと思います。作品を読んでくださった読者のかたがたにも、どうも、ありがとうございました。完結までもうすこし、おつきあい下さい。


《萩尾望都》

 はぎお・もと。1949年、福岡県生まれ。高校2年生で手塚治虫の『新選組』を読んで衝撃を受け、プロのマンガ家になることを決意。デザインの勉強をしながら投稿を続け、69年に『ルルとミミ』でデビューする。76年、初期の代表作ともいえる『ポーの一族』『11人いる!』で第21回小学館漫画賞を受賞。ほかに『トーマの心臓』『百億の昼と千億の夜』『銀の三角』『メッシュ』『イグアナの娘』など多彩な作品がある。今回の受賞作『残酷な神が支配する』は、92年から「プチフラワー」(小学館)で連載中のサイコ・サスペンス。

※受賞者プロフィールは当時のものです。