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被爆証言サイト「広島・長崎の記憶〜被爆者からのメッセージ」

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被爆証言サイト「広島・長崎の記憶〜被爆者からのメッセージ」

 朝日新聞社が運営する被爆証言サイト「広島・長崎の記憶〜被爆者からのメッセージ」は、全国の被爆者のメッセージ(手記)を集めたサイトです。高齢化する被爆者の貴重な証言を世界に発信することで、核兵器廃絶の機運を高めることができればと開設しました。

 朝日新聞社が日本原水爆被害者団体協議会や広島・長崎両大学の協力で2005年に実施した被爆60年アンケートのメッセージ欄に書かれた手記のうち、公開への同意が得られたものを中心に収録し、2010年11月に日本語でスタートしました。2012年3月末現在1651人の手記や関連の新聞記事を掲載しています。さらに、手記を英訳して掲載した英語ページを2011年9月にオープンさせました。377人分の手記が英訳されています。

 日本語、英語とも、広島と長崎に分け、直接被爆や投下後に爆心地に入った入市被爆といった被爆状況でも分類して載せています。名前を公開している人はリストから探すことができます。このほか、生徒らに多くの犠牲者が出た広島女学院関係の手記なども収録しています。

 英訳にあたっては、紙面で広く協力を呼びかけ、国内外の400人以上の方が翻訳や訳文チェックに参加してくれました。翻訳に授業で取り組んだ大学や、有志で参加した高校生のグループもあり、若い世代に原爆を知ってもらうことにもつながりました。世界の人たちとともに作り上げたサイトといえるでしょう。

 被爆者の期待は大きく、「心から感謝したい」と自分たちの思いが世界に発信されることへの喜びの声が相次いで寄せられました。一方、訳文チェックをしてくれた米ミシガン州の翻訳家は「国境や世代を超えた記憶の継承に参加できて光栄です」と話しています。

 英語ページの開設を記念し、2011年11月には大阪で、2012年2月には東京で、英訳協力者、被爆者の交流会を開きました。大阪では60人、東京では150人が参加しました。被爆体験を世界に伝えることの重要性を語り合い、新たな交流が生まれました。

 言葉の壁を越えて被爆の実相や被爆者の平和への思いに触れることができるサイトです。各地の平和に関する博物館・研究機関のサイトともリンクをしており、原爆・平和に関する多くの情報を得ることもできます。1人でも多くの方が訪ねてくださるよう願っています。

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