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特集 地球からのメッセージ - [朝日地球環境フォーラム]

朝日新聞社CSR報告書・会社案内「読者とともに 2011」

地球からのメッセージ

 地球環境問題の現状を政治、経済、科学など多角的な視点から伝えます。企業市民の責任として、自らも取り組みます。


[朝日地球環境フォーラム]


 私たちはすでに、持続可能な自然の限界を超えて生きているのかもしれない――。地球環境を守ろうという様々な取り組みの背景には、切迫した危機感が潜んでいます。地球への脅威を真正面から取り上げて論議するために、国内外の識者や政策担当者らを招いて開催しているのが「朝日地球環境フォーラム」です。

 2010年9月、3回目を迎えたフォーラムでは「水と緑と太陽と」をテーマに、直面する「水」問題を取り上げました。自然の恵みとして当たり前のように使っている水が、気候変動や開発に伴う人口増加などで、世界的に見れば不足の危機に直面している。貧困や格差だけでなく、紛争を引き起こす引き金にもなる。アレキサンダー・オランダ皇太子の基調講演や各国の識者らによるパネルディスカッションで、水の持つ様々な問題点が浮き彫りになりました。

 名古屋市での「国連地球生きもの会議」もにらんで、森や水と人々の営みについても論議を深めました。「命豊かな地球」を後世に残すためには、すべての国々が目先の利害を超えて協力し、知恵を出し合っていかなければならない。シンプルかつ切実なメッセージを改めて共有した場でもありました。

 朝日新聞社が第1回の地球環境フォーラム(当時の名称は「シンポジウム」)を開いたのは、洞爺湖サミット直前の2008年6月。当時の福田康夫首相を招き、気候変動問題への取り組みに各国が共同歩調をとるよう、メッセージを発信しました。

 2回目の09年は、デンマークでの気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に向け、低炭素社会への道筋を探りました。首相就任の直前だった鳩山由紀夫氏が「温暖化ガス削減25%」を表明したのもこの席でした。

 環境問題は日々の生活と直結しており、対策に向けた国の枠を超える合意の形成は容易ではありません。待ったなしの現実を前に、私たちはどこまで手を携えることができるのか。環境報道に積極的に取り組んできた伝統を持つ朝日新聞社は、果たすべき責任の重さと大きさを自覚し、地球環境フォーラムの成果を今後の取材・報道に生かしていきたいと思っています。

《関連情報》
朝日地球環境フォーラム2010