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特集 健康と福祉を見つめ - [ピンクリボンキャンペーン]

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健康と福祉を見つめ

 医療崩壊といわれる状況がある一方で、健康情報があふれています。安心して医療が受けられる社会を目指し、信頼できる情報を発信します。


[ピンクリボンキャンペーン]

ピンク色のリボンが空に舞う ピンク色に照らされた神戸ポートタワーとホテルオークラ神戸

 日本では女性の16人に1人がかかるといわれる、乳がん。早期発見・早期治療を訴えるシンボルが「ピンクリボン」です。

 以前から、患者会や外資系企業が早期発見を訴える活動をしていましたが、個々の活動では限界があります。「点」の活動を「面」に広げるため、2002年に朝日新聞社が事務局となり、賛同企業9社とともにシンポジウム開催という形でピンクリボン活動をスタートさせました。企業の枠を超えたコラボレーションによって、03年からはピンクリボン・フェスティバルの全国展開が実現しました。

 2010年現在、協賛企業は40社に広がりました。10月1日には東京都庁やレインボーブリッジ、神戸ポートタワーや明石海峡大橋がピンクにライトアップされ、乳がん月間の始まりを告げます。主な行事はスマイルウオークとシンポジウム。1万5千人以上が参加します。紙面でもイベントの告知や模様を伝えています。

 こうした活動の成果もあって、乳がんへの関心は徐々に高まっていますが、受診率となると、まだ20%台。啓発にとどまらず、検診につなげる活動を強化するため、10年度から、日本対がん協会に事務局を移管しました。協会は全国にグループの検診機関を持ち、がん検診を実施しています。そのノウハウを生かす狙いです。

 2010年のフェスティバルでは、協会オリジナルの「マンモグラフィ無料クーポン券」3千人分を配りました。検診には通常5〜7千円の費用がかかります。無料券を使って初めて受診する方がグンと増えました。2011年も大幅に拡大する計画です。

 乳がん検診車をフェスティバル会場に配備し、その場で受診してもらう取り組みも始めました。地元自治体にもブース出展してもらい、住民検診の受け付けや案内をしています。

 健康な状態では検診に足が向きませんが、自覚症状はなくてもがんは発生し、進行します。放置すれば命を落とす確率が高いけれど、逆に早期治療すれば治る確率が高いがんも多いのです。女性はもちろん、母親、妻や娘を乳がんで亡くさないよう、男性にも「自分の問題」として意識してもらうため、確かな情報を確実に送り届け、実際の行動を促す。今後とも、1人でも多くの乳がん患者のお役に立ちたいと願っています。

《関連情報》
ピンクリボンフェスティバル