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朝日新聞社のCSR推進活動「読者とともに 2011」

[毎日手元に] - つなぐ

 読んでいただいてこそ、新聞。毎日、お手元に届く。大切な社会的責任だと考えています。


口蹄疫感染への対応

【左】鹿児島県境近くの国道10号では、通行車両の消毒が続けられていた=宮崎県都城市 【右】路上に設けられた消毒ポイントでは、通過する車両に消毒液が噴霧されていた=宮崎県川南町

 2010年4月、新聞輸送が根本的な危機を迎えました。宮崎県内で感染が広がった牛の口蹄疫(こうていえき)です。一部地区では新聞の戸別配達を断念、やむなく読者に公民館まで受け取りに来てもらう措置を取りました。

 新聞輸送トラックや運転手が感染を広げることがあってはなりません。5月18日、宮崎県内の新聞配送を担う輸送会社に消毒薬を買い、帰路には必ず専門施設で車両を消毒するよう要請しました。その後も週1度、防疫対策状況を確認しました。

 他社に先んじた素早い対応で、その後、各社が加盟する九州地区新聞輸送連盟が輸送会社に同様の措置を要請しました。


CTP導入

刷り上ったばかりの新聞の印刷状態をチェックする

 最新の確かな情報を、より早く皆様のお手元に届けるため、朝日新聞は全国各地に配置した工場で毎日印刷しています。新聞には、巨大なトイレットペーパーのような用紙とインキが必要です。またオフセット印刷するためにCTP製版機でアルミ製の薄い刷版を作り、高速輪転機にかけて1時間当たり18万部の早さで印刷します。さらに販売店に届けるため梱包・仕分け設備を経てトラックに積み込みます。

 リサイクルの優等生である新聞では、植物油インキなど環境に配慮したエコインキを使い、新聞用紙は古紙が多量に配合利用されています。古新聞の8割、アルミ製刷版は100%が再利用されています。環境にやさしい工場を目指して、環境ISO14001を認証取得した全国の工場では、高細密で色の再現性に優れる新聞用FMスクリーンを実用化し、全国均一で色鮮やかな紙面を印刷しています。


地震被災地救援号外

 震災のような緊急時こそ、正確かつ最新の情報が求められます。2007年3月の能登半島地震の際、ライフライン情報を載せたA3表、裏カラーの号外を現地で発行、13日間にわたって避難所に届けました。

 ふだんはイベントや移動教室で活躍する「出前朝日号」が、スタッフとともにいち早く現地入り。余震が続く中、大阪本社から受信した紙面を3台のプリンターで印刷、地震の翌日には第1号1400部を配りました。

 交通や水道、電気、ガス、医療、入浴といった生活情報に特化した内容。明るい話題も盛り込んだことで、被災地の皆さんからは評価の声をいただきました。

 途中からは現地の印刷会社も加わり、13日間の発行総数は8451部に達しました。電源さえあれば「いつでも、どこでも」印刷可能な「出前朝日」ならではの機動性が発揮されました。今後も臨機応変に対応していきます。


ASA

新聞の仕分け さあ配達だ

 794万部の朝刊と312万部の夕刊を発行し、ほとんどはご家庭や職場にお届けしています。毎日、決まった時間に新聞が届く。一見、当たり前のようですが、世界では類を見ない制度です。それを支えているのは全国に約3000あるASA(朝日新聞サービスアンカー)と、そこに働く7万3000人の社員やアルバイトの皆さんです。朝日新聞社の販売部門はASAとスクラムを組み、戸別配達網の維持、強化に努めています。

 より多くの方に朝日新聞を読んでいただくために活動するのも販売部門とASAの仕事です。ご家庭を訪問したり、スポーツやセミナーなどイベントでPRしたりしています。

 ASAは読者のみなさまと地域に愛される「暮らしの情報拠点」を目指しています。ミニコミ紙の発行、新聞古紙の回収を始め、店舗を利用した各種教室の開催、朝日新聞社の呼びかけで約半世紀前に始まったベルマークの回収、地域の学校と協力したスクラップコンテストなど活字離れ対策……。まだまだありますが、共通するのはASAの従業員たちのさわやかな笑顔です。

 メディアの環境は変化し、新聞の販売を取り巻く情勢は厳しさを増しています。しかし、販売部門とASAは荒波を乗り切るために改革を続け、「毎日、決まった時間に朝日新聞が届く」当たり前を守り、広めることに力を注いでいます。

 【ASAの数】
 東京本社 1,428
 大阪本社 599
 西部本社 349
 名古屋本社 211
 北海道支社 155
 合計 2,742
 ※主に朝日新聞を扱う販売店
(2010年4月現在)