絵本できた 杉山亮さん

東京の三省堂書店神保町本店で開かれた「親子でオーサー・ビジット」のテーマは、本の町らしく「絵本をつくろう」。おもちゃ・児童書作家の杉山亮さんが考えた“ルール”に沿って、52人の親子が色鉛筆を手に、画用紙と向き合った。
杉山さんが作った物語に絵をつけていくのだが、それだけではない。表紙を描いたり、本のウリ言葉を入れた帯を作ったりと、自由に楽しむ仕掛けがいっぱい。いわば、“絵本出版ごっこ”の始まりだ。
主人公はどんな顔にしようか、背景は何色がいいかな? 下書きを始める子どもたちそこのけに、熱心に色鉛筆を動かしたのは大人たちだ。その様子を見た杉山さんは「そう、大人が本気になったらすごいんだぞ、という姿を子どもに見せなくちゃ」と、はっぱをかける。


さらに「残りあと1分だよ」「誰が上手に描けるかな」などと、ゲーム感覚をあおる呼びかけに、ボルテージは急上昇。「お父さん、色塗って」「ママ、ここ書いて」と、いつしか会場は、家族一丸となって絵本づくりに挑む、“決戦の場”のような熱気に包まれていった。
お絵描きが好きという栃木県在住の森戸理陽(みちはる)くん(9)は、「パッと頭に浮かんだことを絵にするのが楽しかった」と、完成した、世界にたった一冊の絵本を前に満足げ。「おもしろがってこそ、創造力は育つ」と説く杉山さんの言葉を体感する楽しい時間は、あっという間に過ぎた。
(ライター・吉岡秀子、写真家・石野明子)
- ◆杉山 亮さんの本
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- 『てんやわんや名探偵』

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- 絵:
- 中川大輔
- 出版社:
- 偕成社
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- ¥1,050(税込)
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- 『空を飛んだポチ─杉山亮のものがたりライブ』

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- 絵:
- おかべ りか
- 出版社:
- 講談社
- 価格:
- ¥1,155(税込)
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- 『おはなしめいろせかいのたび2 さんびきのこぶた』

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- 絵:
- 長新太
- 出版社:
- フレーベル館
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