どくしょ応援団

本を読もう。何を読もう? 迷ったら「どくしょ応援団」へ。親子で、ひとりで、夢中になれる本との出会いがここに!

ブックサーフィン

本と出合う 市立図書館にて

矢島えり子さん

狭山市立中央図書館司書・矢島えり子さんに聞く
「よむレンジャー」がセレクト

 「狭山市の中高生をズブズブの読書漬けにする」という命を受け、埼玉県狭山市立中央図書館で活躍するキャラクター「中高生の読書応援団 無敵の『よむレンジャー』」を紹介します。

 サスペンスとホラー担当は「よんでブラック」、せつない恋の話はおまかせの「よんでピンク」、レンジャーきっての知性派「よんでグリーン」、癒やし系の「よんでイエロー」は心温まる本をオススメします。

 彼らを率いるリーダー「よんでみ〜な」のもと、月替わりのテーマに合わせて本をセレクト。年3回発行するブックリストでは、テーマに合わせてコスプレも。ホームページにも登場しているのでチェックしてくださいね。

 人気の本は次の3冊。

 1位は、不動の人気を誇る森絵都(えと)さんの新刊『ラン』(理論社・1785円)。映画公開でも注目の『西の魔女が死んだ』(梨木香歩著、新潮文庫・420円)が第2位です。

 3位は『RDG レッドデータガール』(角川書店・1680円)。「勾玉(まがたま)」三部作で知られる荻原規子さん久々の新作です。

「よむレンジャー」(後ろの棚の上)を描いた(右から)矢島菜つみさんと平沢夏希さん。左は実習中の大学生=埼玉県狭山市の市立中央図書館、御堂義乗撮影

 最近は日本の作家のものがよく読まれますが、海外の秀逸な作品もぜひ手にしてほしいと思っています。

 ル・グウィンの『ギフト』(谷垣暁美訳、河出書房新社・1680円)は、「西のはて」を舞台に、強すぎるギフト(=力)を持つと恐れられ、目を封印された少年の葛藤(かっとう)と成長を描いています。『ヴォイス』『パワー』と三部作ですが、1冊だけでも十分読み応えのある作品です。

 『オレンジガール』(ヨースタイン・ゴルデル著、猪苗代英徳訳、NHK出版・1575円)は、15歳の少年の元に11年前に亡くなった父からの手紙が届き……。生と死、人生について、ほんのり考えさせてくれます。

 日本の作品では、新書に注目。『数え方でみがく日本語』(飯田朝子著、ちくまプリマー新書・756円)は、「犬の数え方は1匹? 1頭?」といった日本の数詞にまつわる話を、身近なネタでわかりやすく楽しく解説しています。

 (談=構成・中津海麻子)

『ラン』
著者:
森絵都
出版社:
理論社
価格:
¥1,785(税込)
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『西の魔女が死んだ』
著者:
梨木香歩
出版社:
新潮社
価格:
¥420(税込)
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『RDG(レッドデータガール)』
著者:
荻原規子
出版社:
角川書店ス
価格:
¥1,680(税込)
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『ギフト』
著者:
ル・グウィン
訳:
谷垣暁美
出版社:
河出書房新社
価格:
¥1,680(税込)
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『オレンジガール』
著者:
ゴルデル
訳:
猪苗代英徳
出版社:
NHK出版
価格:
¥1,575(税込)
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『数え方でみがく日本語』
著者:
飯田朝子
出版社:
筑摩書房
価格:
¥756(税込)
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