
「本の味方」日記
7月6日 宝さがしはいかがかな
必要があって本棚からエドガー・アラン・ポーの作品集を取り出したら、つい、つい「黄金虫」なんかを読み直したりしちゃって。おもしろいですね。読んでなかったら、ぜひぜひ読んでくださいね。新潮文庫に『モルグ街の殺人・黄金虫』がありますから。ひょんなことから海賊の隠した宝物のありかを示す暗号文を手に入れ、これを解読して……。この解読の方法がおもしろい。英語の勉強になるかも。途方もないストーリーがみごとなイマジネーションで展開して、現実感は十分。これはまちがいなく読書による冒険です。
「本の味方」宣言
読書がぼくらを自由にする
フレー、フレー、フリー、フリー。読書は自由です。いつでも、どこでも、たった一人で楽しめます。なんでもそろっています。しかも本は安い。自分に役立つもの、おもしろいものを見つければ、心ゆくまで自由につきあえます。お金、お金、お金と、お金を使うことばかりが好きになると、人生、結構、難儀ですよね。読書はぼくらの心を自由にしてくれます。心の喜びを育ててくれます。だから、今すぐ一冊。イマジネーションを広げて、フレー、フレー、フリー。
夏の応援団長
阿刀田 高
あとうだ・たかし
作家、日本ペンクラブ会長。1935年生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。国立国会図書館勤務のかたわら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年、短編集『ナポレオン狂』で直木賞受賞。『街のアラベスク』『私のギリシャ神話』など著書多数。近著に『松本清張を推理する』。





