どくしょ応援団

本を読もう。何を読もう? 迷ったら「どくしょ応援団」へ。親子で、ひとりで、夢中になれる本との出会いがここに!

私、本の味方です

あさのあつこさん

あさのあつこさん写真

「本の味方」日記

2月23日 あっという間の4カ月。本を愛するみんなへ、乾杯! もう2月。このブログもわたしの担当は今回までです。始めたときは4カ月ってかなりあるじゃんなんて、思っていましたが、あっという間でした。とりとめのないおしゃべりに付き合ってくださったみなさん、本当にありがとうございます。
 物書きなんだから、もう少し本の魅力についてあれこれおしゃべりすればよかったのに、つい、いつも世間話になってしまって、ごめんなさい。みなさんは、とっくに本の魔力にとりつかれた幸せな読書人なのでしょうが。この苦悩と悲哀に満ちた世界でそれでも本を愛し、本と共に生きようとする全ての人々に乾杯!
 あっ、最後に近況を。初のフォトエッセイ『ささやかな物語たち。』(講談社)が3月11日に出ます。写真担当はダンナです。ごめんなさい(なぜ、謝るのか)。皆さん、お元気で。

近著のご紹介
『待ってる 橘屋草子』
出版社:
講談社
価格:
¥1,680(税込)
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2月16日 書をもって外に出る、かな?
 今日は春めいた陽気になりました。
 岡山も南の方では、梅が満開に近くなったとか。
 何となく、浮き立つ季節がやってきます。こういうときは、書をもって外に出ましょう。去年泊まった北海道のホテルの敷地にはきれいな雑木林があって、読書用のウッドデッキが設(しつら)えられていました。春めいてきた木々の間に座り、木洩れ日を明かりに本を読む。ちょっとすてきじゃありませんか。もちろん、真っ白なふわふわワンピースを着……え? 北海道じゃ寒すぎる? 花粉症はどうするって? あっ、そうですか。やっぱり、まだ、こたつにもぐりこんで、本といっしょにこもりましょう。

2月10日 うちの猫にイスを占領されて……
 先週は何気に(かなり意図的?)に新刊を宣伝して、すいません。ところで、今、わたしはかなりの窮地(きゅうち)とまではいきませんが、困った状況に陥っています。このところ、我が家の愛猫、アルくん(本名・アルマーニ・アサノ)がわたしの仕事用のイスをいたく気に入ってしまったのです。根っからの猫可愛がり体質のわたしとしては、邪険(じゃけん)に追い払うこともできず、かつ、つい寝顔に見入ったりして、仕事ができません。
これは、締め切りを守れない言い訳になるでしょうか。

2月5日 こたつと友達ゆるゆる時間に、新刊の見本が!
 2月です。寒いです。こたつから出たくないです。脱稿(だっこう)の後はぼけ〜となるのが常なのですが、真冬は特にぼけ〜です。
 ああ、誰かご飯作ってくれないかなぁ。粕汁食べたいなあ。おでんも欲しいなあ。シャブシャブもいいなあ。と、すっかり弛緩(しかん)していたあさのですが、今日、新刊の見本が届き、ちょっとシャンとしました(単純)。『待ってる 橘屋草子』(講談社)という時代小説の連作短編集です。内容はともかく(ともかくでいいのか)カバーがすてきです。屋根の上の猫に注目してください。
 新刊がでるたびに怖いけれど、背筋が伸びます。それで、やっと、こたつから這い出ることができました。やれやれ。

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「本の味方」宣言

読書は、明日の力になるね!

 みなさん、こんにちは。初代、本の応援団長をおおせつかりましたあさのです。よろしくお願いします。応援といっても、読書って無理強いされたり、義務で読むものじゃないですよね。基本的には娯楽。読みたい人が読みたい本を読めばいいのです。本を読んだからといってお金が貯まるわけでも、美しくなるわけでも、運が良くなるわけでもありません。そんな効力は本にはないのです。でも、幸せにはなれますよ。明日も生きてみようという力にはなります。わたしはそう信じているのです。だから、本ってすてきだなって、掛け替えのないものだなって、思うのです。

冬の応援団長
あさのあつこ

あさの・あつこ 作家。1954年岡山県生まれ。小学館児童出版文化賞などを受賞した『バッテリー』(全6巻・教育画劇、角川文庫)は、大人の心もつかみベストセラーに。ほかに『NO.6』(既刊7巻・講談社、同4巻・講談社文庫)、『ガールズ・ブルー』(既刊2巻・ポプラ文庫)、『The MANZAI』(既刊4巻・ピュアフル文庫)、『ほたる館物語』(全3巻・同)など。