2011年7月に予定される地上デジタル放送完全移行を前に、テレビ放送の世界は大きな転換期を迎えています。地上デジタル放送の視聴可能世帯数は全世帯の84%にまで広がり、携帯電話など向けのワンセグ放送も急速に普及しています。地上デジタル放送は画質の高い放送や音声を楽しめ、データ放送で最新の情報に接することができるなど、視聴者に大きな利点があります。放送局にとっては多額の設備投資が必要ですが、新しいビジネスチャンスでもあります。活字から放送、インターネットまで幅広い媒体を持つ朝日グループとして大きく飛躍する好機と位置づけています。
グループを支える一方の柱が、キー局・テレビ朝日を中心とした系列局です。日々のニュースを伝えるばかりでなく、高校野球や国政選挙、災害報道でもグループの連携が基盤となっています。テレビ朝日を含めた系列局全体の売上高は4,000億円を超え、新聞とともにグループの両輪。テレビ朝日は06年のプライムタイム(午後7時〜午後11時)の視聴率が12.2%で3位になりました。若者を意識した番組づくりが評価されたこともあり、プライム2(午後11時〜翌日午前1時)は8.6%と2年連続のトップです。看板番組の「報道ステーション」、スポーツ中継などを軸に活力あふれた番組づくりを進めています。
また、衛星放送のビーエス朝日、CS放送の衛星チャンネル(チャンネル名は朝日ニュースター)も系列各局と協力した番組制作を行っており、朝日ブランドの発展・強化に貢献しています。
朝日新聞社には、活字の世界で鍛えた良質なコンテンツがあります。テレビ朝日を始めとする系列放送局が持つ優れた情報発信力、ノウハウを活かし、グループの中核としてチャレンジを続けていきます。