NIE/読書推進

「ことばの力」を育む

記事を囲んで飛び交う意見。作家の話に沸く歓声。
普段と違う教室は活気にあふれます――新聞活用や読書を通じて、子どもたちの「ことばの力」育成に一役買っています

別刷り特集やガイドブック、ビデオなど、先生方に好評の補助教材

新聞を生きた教材に NIE

 教育に新聞を活用するNIE(Newspaper in Education)は、着実にすそ野を広げ、児童生徒の言語力や社会に対する関心を高めるのに貢献してきました。朝日新聞は紙面と各種の催し、資料提供で、NIEに取り組む先生や子どもたちを支援しています。

 ニュースをやさしく解説して好評なのが、特集紙面「ののちゃんの自由研究」です。毎年春、夏、秋の3シーズンに6回ずつ連載、後日別刷りを作って学校などに無料で提供します。

 先生用のガイドブックは「ののちゃんのNIEガイド」「新聞にチャレンジ」など、これまでに4冊発行しました。また初心者の先生のために、新聞を使ったさまざまな授業の様子をまとめたビデオを5巻作り、全国の学校に貸し出しています。

「朝日NIE講座」に「先生のための新聞講座」(東京本社)、「朝日教育フォーラム」(大阪本社)、「新聞を活用した情報教育セミナー」(西部本社)。教育関係の講演会や新聞活用の実践例を紹介するセミナーも多彩です。学校に記者が出かけ、仕事の内容や時事問題などを子ども向けに話す活動は、全国で毎年150件前後の申し込みがあり、すっかり定着しました。

08年秋、都内の中等教育学校で開かれた、あさのあつこさんの「授業」。白谷達也撮影

本の書き手を学校へ 読書推進

 人気の本の作者に全国各地の学校で独自の「授業」をしてもらうオーサー・ビジット。子どもたちに作家とじかに触れあう感激を味わってもらうことで、本への扉を開く原動力にしてもらおうと、詩人の谷川俊太郎さんや作家のあさのあつこさんらが、すでに250校近くを訪問しています。赤ちゃんから高校生まで、子どもの本を案内する紙面「おはなしのくに」「ブックサーフィン」もますます充実。読者の声を生かすウェブサイト「どくしょ応援団」も2008年秋、スタートしました。