印刷・発送

より鮮やかにより早く

 朝日新聞社は、全国24カ所の印刷工場から、最新の確かな情報を、カラフルな紙面でお届けしています。

 紙面品質の向上や時間短縮をめざして、紙面イメージを印刷版に直接焼き付ける製版システム(CTP)の導入と、カラー紙面を16個面まで増やす輪転機の設備増強工事を、全国に展開中です。

 すでに、CTPについては23工場で導入済みです。また、40ページで16ページのカラー印刷が可能な体制も、四国地域を除いて完成しました。

 CTP導入を機に全国の新聞社に先駆けて、高細密で色の再現性に優れる新聞用FMスクリーンを実用化し、全国の22工場で色鮮やかなカラー広告やニュースカラーを印刷しています。

 さらに、全国23の工場が、環境ISO14001を認証取得し、後発の1工場も取得する取り組みが進んでいます。環境にやさしい工場を朝日新聞は目指しています。

 より鮮やかで、より新しいニュースの載った朝日新聞を、より早く全国のご家庭や職場にお届けするために、さまざまなプロジェクトが進行中です。

高速オフセット輪転機

 最新鋭の機械は、一度に40ページの印刷ができて、そのうち16ページのカラー印刷ができます。20ページの夕刊では1時間に最大18万部も印刷できます。


CTPシステム

CTPによる製版

 CTP製版装置。新聞に載る記事や写真などを電気信号にし、それをレーザー光線に変換、この光線をアルミ製の薄い板に直接照射して、オフセット印刷用の刷版(原版)をつくるシステムです。

※現在、福山工場を除く23工場に導入されており、同工場も2009年春にはCTPを導入する予定です。


自動発送設備

輪転機から発送室へキャリアで新聞を運ぶ

 印刷された新聞はキャリアで発送室に運ばれます。自動的に宛名紙を載せ梱包されます。新聞の束はコンベヤシステムでトラックステーションに運ばれ、行き先別のトラックに自動的に仕分けされます。


新聞輸送車

 新聞は行き先別にトラックに積み込まれて発送されます。


INCQC国際コンテスト 入賞!

アジア賞部門金賞とINCQC入賞を示す、トロフィーとメダル

 朝日新聞社は2008年、INCQC(国際新聞カラー品質クラブ)が主催する国際コンテストで、カラー印刷紙面の品質が高く評価され、世界の上位50社に選ばれました。アジア地域の新聞から選ばれるアジア・メディア・アワードでも、朝日新聞社は金賞を受賞しました。

 INCQC入賞とアジア賞部門金賞の同時受賞は、日本の新聞社では初めてのことです。授賞式は、INCQCがアメリカ・ワシントンDCで、アジア賞がマカオで、それぞれ2008年4月にありました。

 紙、インキなど資材の改良や、CTP、FMスクリーンなど新しい技術の導入に取り組んできた成果が実を結びました。現状に甘えることなく、この技術を維持、向上させるため、朝日新聞社は常に次の一手を考えていきたいと思います。


山根真宇(まひろ)(朝日東京プリンテック・技術センター)
 新聞を彩るカラー写真や広告は、読者に多くの情報を伝えることができます。そんな紙面を正しく、早く、きれいに、印刷するのが私たちの仕事です。工程やコストなど様々な制約がありますが、困難な状況は技術力で突破します。品質の向上に終わりはありません。