ジャーナリスト学校

■月刊Journalism

【2017年10月号のご案内】        ≪10月10日発売≫

 「Journalism」10月号は 「 100冊で読み解く『 いま 』 」 を特集しました。

 

 「読書はしないといけないの?」。今年3月、朝日新聞「声」欄に東京都内の男子大学生(21)からこんな投書が寄せられました。「大学生の読書時間『0分』が5割に」という記事に対し、疑問を投げかける内容でした。

 

 賛否の投書が多く寄せられました。女子中学生(14)は「(読書は)効率が悪い」と指摘していました。会社員女性(41)は「出版不況と言われる昨今でも数多く本が出され、まさに飽和状態です。その中から自分にとっての良書を探すことは難しいかもしれません」と書いていました。

 

 ネットの検索などと比べると、読書は効率が悪いですし、良書を見つけるのは至難の業です。でも、本によって「新しい世界が広がった」という経験をされた方は多いでしょう。

 

 本号では「現代を読み解く」をキーワードに10人の専門家から本を紹介していただきました。

 

 また、第2特集として「監視社会」を取り上げました。秋の夜長に、「いま」という時代に考えをめぐらせていただければと思います。

 

2017年10月号の内容(目次)

Journalism2017年10月号表紙

[ 特集 ]「 100冊で読み解く『 いま 』 」
◎ 変化のうちにある定数に着眼
  変化そのものをつかむ
大澤真幸 (社会学者)
◎ 社会は科学や技術とどうつきあうか
  死活的に重要な領域に飛び込んでみては
神里達博 (千葉大学教授、朝日新聞客員論説委員)
◎ LGBTへの偏見を生みだす構造を知り
  勇気を持って一つ一つ声を上げ続ける
増原裕子 (LGBTコンサルタント、トロワ・クルール代表取締役)
◎ 押しつぶされないために
  「 働き方 」 と 「 働かされ方 」 を知る
本田由紀 (東京大学大学院教育学研究科教授)
◎ 男もツライ、女もツライ
  そんな世の中を変えてみたい
谷口真由美 (大阪国際大学グローバルビジネス学部准教授)
◎ 読む・書く・話す・聞くをどう結ぶか
  示唆を与えてくれた座右の書
牧原 出 (東京大学先端科学技術研究センター教授)
◎ 言論の自由とジャーナリズム
  同時進行的な崩壊が進んでいる
山田健太 (専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科教授)
◎ 時機がかなえば、人生を変える邂逅に
  危機のときに出会う 「 言葉 」 は命綱にもなる
若松英輔 (批評家、随筆家)
◎ 無駄が生み出すアイデア
  ヒントはあさっての方からやってくる
嶋 浩一郎 (博報堂ケトル代表取締役社長)
◎ 「 観察映画 」 を撮る僕をつくった
  本との出会いを 「 観察 」 してみた
想田和弘 (映画監督)

 

[ 特集2 ]「 監視社会を生きる 」
◎ 大垣警察署による風力発電の反対市民監視
  懸念される萎縮、守れるかモノを言う自由
伊藤智章 (朝日新聞編集委員)
◎ 事件報道が 「 加担 」 する監視社会
  権力見張る側面強化を
田畑暁生 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授)
◎ 不可視の監視と情報統制は始まっている
  ―― スノーデン証言から考える共謀罪時代
小笠原みどり (ジャーナリスト)

 

【 公文書管理のあり方は 】
意思形成過程に関する公文書の取り扱い
独立性の高い第三者機関を設けて監視を
三宅 弘 (弁護士、獨協大学特任教授)

 

 〈 連載 〉 記者講座 「良い記事」の見分け方 ㊤ 
▶紙面審査の実例
隠れた問題点をすくい上げ、疑問を投げかける
少しずつでも事態を良くする記事を応援したい
南井 徹 (朝日新聞記事審査室長)

 

 〈 連載 〉 政要事情 ― 若手研究者の目(4) 
日本の首相にも公式別荘を?
―― 私的・公的に様々な利点
佐藤 信 (東京大学先端科学技術研究センター助教)

 

[ メディア・リポート ]
新 聞
爽やかな報道合戦が連帯感を生む
協会賞に学ぶ記者の健全な在り方
猪股征一 (信濃毎日新聞監査役)
出 版
「 宣伝 」 から 「 プロモーション 」 へ
出版流通の縮小で変わる広告手法
星野 渉 (文化通信社取締役編集長、東洋大学非常勤講師)
ネット
ネット議論の行き先はバベルの塔?
AI利用のNスペ炎上に思う
高木利弘 (クリエイシオン代表取締役、マルチメディア・プロデューサー)
放 送
中期計画の目標、2部門で達成
チューリップテレビが見せた現場の力
市村 元 (「地方の時代」映像祭プロデューサー、関西大学客員教授)

 

海外メディア報告
「 親米 」 排除に動くカンボジア
英字紙を廃刊、米系ラジオに圧力
木村 文 (ジャーナリスト)

 

カラーグラビア
写真家の目
廃虚の街と化したモスル
ISに奪われた日常
写真と文=鈴木雄介

 

[ 朝日新聞全国世論調査詳報 ]
◎ 2017年8月定例RDD調査
<関連リンク>
バックナンバー一覧
定期購読のご案内
電子版のご案内