JSEC2008 グランドアワード

文部科学大臣賞

 「二つのものを一つにつなげると、新しい発見が生まれる」と数学の先生に言われたとき、僕たちのなかで何かが変わりました。「そうか、組み合わせればいいんだ」と。既存の「ヨセフス問題」と別の原理や定理を組み合わせ、世界で初めてのオリジナルを考案したのが、この研究です。オリジナルを見つけたときが、最高に楽しい。賞を取れないはずがないと思っていました(笑い)。みんなでわいわいやりながら研究できるのが、高校生の特権。このメンバーと支えてくれた人たちに感謝しています。


科学技術政策担当大臣賞

 小惑星の形は球形でないので、自転によってその明るさが変化します。この変化の様子をグラフにしたライトカーブから、モデルを用いながら小惑星の形状を決定したのが私たちの研究です。膨大な情報量から、光度を解析していく作業は困難を極めましたが、その分だけ、得られた発見に大きな喜びを感じることができました。

 受賞できるとは思っていなかったので、驚きと感動でいっぱいです。これもずっと支えててくれた人たちのおかげ。感謝の気持ちを忘れずに、アメリカでいろいろ学んできたいと思っています。


科学技術振興機構賞

 人間が筋肉を動かすときに脳は電気信号を送りますが、実はそれが皮膚に漏れているんです。この研究は、その電気を電極でつかまえていろいろなデバイスをコントロールしようというものです。実用化に至るまでの研究をしないと意味がないと考えていて、それが大きなモチベーションになっていました。昨年もJSECに出場したので緊張はありませんでしたが、二つも賞をもらえて(アジレント・テクノロジー スポンサーコンプリメンタリー賞も受賞)驚いています。今回で二度目のアメリカですが、自分の国が世界でどうなのかを見つめて、自分を成長させるいい機会にしたいと考えています。


優秀賞

 小学2年生のときに、ダンゴムシを台所のシンク下の収納スペースと明るい窓辺で飼ってみたところ、暗い台所の方が長生きすることがわかりました。それからアメリカザリガニ、ワラジムシ、そしてハエと対象を替えながら、研究を続けること10年。このような賞を受賞することができて、とても幸せです。この10年間の成果が評価されたのだと思っています。ぜひアメリカでプレゼンしたいです。大学に入ったら、脊椎(せきつい)動物を使って長期的に研究を進めていきたいと思っています。