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ドナルド・キーンさん改め「鬼怒鳴門」 「日本信じる、伝えたい」

3月9日付朝刊37ページ 3社会

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 日本文学者のドナルド・キーンさん(89)が8日、日本国籍を取得し、記者会見した。約40年間、研究・著作活動で米国と日本を行き来し、日本の永住権も取得していたが、東日本大震災後、多くの外国人が日本を離れたと知って「私は日本に行き、ずっといる。(日本を)信じます、と知らせたかった」と話した。

 キーンさんは1974年から東京都北区に暮らす。戸籍名は「キーン ドナルド」、通称で「鬼怒鳴門(キーンドナルド)」という漢字名も使う。栃木県の鬼怒川と、徳島県の鳴門からとった。

 震災後の日本について、キーンさんは「率直に言って、がっかりしている」という。直後は東京からあかりが消えエレベーターも止まり「力を合わせて東北の人を助けている」と感じたが、「いまは明るく、必要のない(電光)看板がたくさんある。東京だけではない。もう忘れているのではないか」と辛口だった。

 (写真は関口聡)

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