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スペシャルインタビュー

「Light you up」の精神でバドミントンを支援 アジア3カ国で草の根活動【ダイハツ工業】

2018年1月31日

「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2017」の女子ダブルスで優勝したタカマツペア(髙橋礼華選手、松友美佐紀選手)。胸には「DAIHATSU」のロゴ

前回オリンピックでは正式競技となって初の金メダルを日本にもたらし、2020年の東京開催ではさらに期待がかかるバドミントン。その注目競技にダイハツ工業が2017年、日本・インドネシア・マレーシアの3カ国での支援活動をスタートさせた。バドミントンとパラバドミントンの各日本代表のスポンサーに就任し、国際大会に協賛するだけでなく、若手や子どもの育成にも貢献。そもそもの目的は、海外事業の主戦場であるインドネシアやマレーシアと足並みをそろえて、3カ国での一体感を醸成することにあったという。同社のねらいについて、海外営業支援室の大滝一郎室長に聞いた。

──3カ国でのバドミントン支援の全体像を教えてください。

2017年8月に札幌市で開催された「第18回ダイハツ全国小学生ABCバドミントン大会」

 今回の取り組みは、大きく「協賛」「草の根」の二本立てになっています。前者は、世界バドミントン連盟のワールドツアーで、「ジャパンオープン」など3カ国での開催大会に協賛しています。さらに日本では、各代表のスポンサーのほか、パラバドミントンの国際大会と日本選手権に協賛しました。「協賛」ではブランドを訴求するという側面が大きく、企業のスタンスを実際に示すのが、現場での「草の根」の活動、という位置づけです。

──「草の根」の活動は、どのようなものですか?

 地域に根ざして、子どもや若手選手を育てるお手伝いをしようというのが基本理念です。国内では、全国に60社あるディーラーの皆さんと連携して「全国小学生ABCバドミントン大会」に協賛し、店舗での告知、会場での車の無料日常点検サービスなどを実施しました。2017年度は予選会を含む8つの会場でサポートさせていただきましたが、今年は47都道府県で活動する予定です。インドネシアでは19歳以下の選手の大会の運営に携わっており、マレーシアでは教育庁と連携した若手育成活動が今年からスタートします。

──バドミントンをサポートするに至った経緯は?

インドネシアバドミントン協会との間で行われた「ダイハツインドネシアマスターズ2018」の調印式

 インドネシアとマレーシアで販売チャネルの力を付けたいというのがきっかけでした。両国ともシェアという意味では安定(インドネシアで生産シェア1位、マレーシアで販売シェア1位:2017年度)していますが、サービス工場が少ないなど、お客さまをしっかり守るというニーズには応えているとは言えなかったのです。日本のいいところを導入しようとしても、自分たちの国のやり方を逃げ道にされてしまうところがあります。そこで、何とか一体感を醸成したいという思いで3ケ国合同の会議やワーキンググループをスタートし、更に3ケ国間で共有できるスポーツで気持ちの面でももっと盛り上げたい、ということでバドミントン、となった次第です。

──両国での反応はいかがですか?

 国技として、バドミントンの人気は絶大です。いたるところにバドミントン場があって、新聞でもトップ選手の話題が毎日のように掲載されています。バドミントンを通じてダイハツがブランディング活動を行ったことに対し、パートナー等からも好反応を得ています。

──小学生の大会やパラバドミントンなど、幅広い支援を行っていますね。

パラバドミントンの大会には多角的な支援が必要。2018年から具体的に取り組む

 ダイハツは2017年3月に創立110周年を迎え、スローガンを「Light you up」に刷新しました。一人ひとりに光を当てるという意味では、老若男女やハンデを問わないバドミントンでも、できる限りの人たちに光を当てたいという思いは強いですね。さらに、私たち一人ひとりも小学生やパラバドミントンに携わることで、気づきや成長があり、お互いが輝くことができます。グループ内の人材育成にもつながっていくということが、昨年の取り組みを通じてわかりました。

──活動を通しての手ごたえは?

 昨年は国際大会で日本代表の選手たちに活躍していただき、想定以上の反響がありました。地域での草の根活動についても手ごたえを感じています。今後は、グループ内をさらに盛り上げていくための仕掛けや、3カ国での小学生大会のような相乗効果を実現する施策が必要だと考えています。身近なところでは、社内の同好会に100人近い部員が集まったので、審判の資格を取ってボランティアとして派遣できるようになれば。

──将来の展望をお聞かせください。

 少しでも長く、一人でも多く。この2つを念頭に置いて、いろんなことに取り組んでいきたいと思っています。将来は、小学生大会の出身者が国の代表として活躍することになったらうれしいですね。

ダイハツ×バドミントン スペシャルサイト

ダイハツ工業株式会社

海外営業支援室 室長

大滝 一郎氏

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