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くらべて選んで

薄型超高解像度ノートパソコンを選ぶ

写真東芝 dynabook KIRA V832/13.3型で2560×1440ドットの高精細液晶を搭載したモデル。

写真ボディーにはマグネシウム合金を採用し、重量も1.35kgと非常に軽量なモバイルノート。

写真解像度による画面の広さの違い。一般的な1366×768ドットと比べると2560×1600ドットは非常に広い画面であることがわかる。

写真画面の文字やアイコンのサイズを簡単に変更できるユーティリティソフトを搭載。

写真アップル MacBookPro Retinaモデル/13インチモデルと15インチモデルがある。

写真画面の解像度は1280×800ドットを標準として、1680×1050、1440×900、1024x640ドットの表示が選択できる。

写真Macでウィンドウズが起動できるのは、大きなメリット。これはOSX上で仮想化ソフトを使ってウィンドウズ8を起動している画面。

 デスクトップパソコンに比較して、ノートパソコンは液晶サイズが小さく、画面が表示できる範囲(画面解像度)が狭かった。ところが最近ではモバイルノートのボディーサイズに、フルHD(1920×1080ドット)以上の超高解像度の液晶を搭載したパソコンが登場している。軽量なノートパソコンでも高解像度の液晶が搭載されることで、非常に高精細な画面表示が可能で、画面が狭くて作業しにくいという制限がなくなるのだ。今回はWindowsMacの2台を比べてみた。

超高解像度液晶だといったい何が便利?

 液晶の解像度が高いと画面を広く使え、液晶の画素が非常に細かくなるので、文字や画像などが高精細に見える。

 まず画面が広くなると、画面上にいろいろなウィンドウが開ける。たとえばブラウザーで資料を見ながら、文書を作成し、さらに画面の端にツイッターのタイムラインを表示するといった使い方が可能になる。また画像・映像編集ソフトやDTPソフトなどは、多くのツールパレットを使用するので画面が広いほうが作業効率が高くなる。エクセルなどの表示領域も広くなるので一覧性に優れる。

 また高精細という点では、一般的な12〜15インチのノートパソコンの解像度は1366×768ドット程度だが、今回紹介するモデルは13インチで、2560×1440(東芝)、2560×1600ドット(アップル)で、約2倍高い画素密度を実現している。そのため一つひとつの画素が非常に細かく、画面に近づいてもドットがほとんどわからないほど。一眼レフカメラなどで撮影した写真も高精細に表示でき、より美しい写真や映像を楽しめる。小さな文字もくっきりときめ細かく表示できるので、メールやウェブページなどの閲覧も快適だ。

超高解像度に軽量と長時間駆動も実現

 東芝のdynabook KIRA V832は、13.3型液晶に2560×1440ドットの高精細液晶を搭載したモデル。CPUにCore i5(1.8GHz)、メモリーは8GBに、128GBのSSDと基本スペックは必要十分。液晶はタッチパネル対応なので、ウィンドウズ8特有のタッチ操作も存分に使いこなせる。

 さらに重量は約1.35kg、バッテリー駆動時間も約9.5時間とモバイルノートとしての性能も高い。ボディーには軽量で強度に優れたマグネシウム合金を採用、底面から側面までを一体化したバスタブ構造で剛性を高めるなど、モバイルノートとして高いクオリティーを見せている。

 この特徴的な液晶を生かすために、出荷前には1台1台の色調整を実施して最適な色味を実現。さらに文字サイズやアイコンなどを簡単に変更できるユーティリティソフトを採用し、広い画面の使い勝手を向上させている。

 超高解像度液晶だけにとどまらず、基本スペックや製品としての質感までトータルで見ても、現行のモバイルノートブックとしては、トップクラスの製品だろう。

完成度の高さとウィンドウズも使える利便性

 アップルのMacBookPro Retinaディスプレイモデル13インチ15インチモデルが用意されており、CPUとSSDの容量の違いでそれぞれ2つのグレードがある。

 今回紹介する13インチモデルは、2560×1600ドットの解像度を持つが、実際に表示できる画面は1280×800ドットが標準、最高でも1680×1050ドットの表示領域になる。これはスケーリング解像度と呼ばれ、従来の液晶で1ドットだったものを4ドットで構成することで、高精細でくっきりとした非常に美しい画面を実現している(標準時)。

 基本スペックは、安価なグレードのモデルでもCPUはCore i5(2.5GHz)、メモリは8GB、128GBのSSDを採用しており、性能面で不足はない。ボディーの仕上がりの美しさも含め完成度は非常に高い。ただし重量は1.62kgでバッテリー駆動時間も7時間と、モバイルノートとしてのスペックは、後発のdynabook KIRA V832には劣る。

 ただしMacBookProは、MacOSXとウィンドウズの両方が使えるというメリットがある。現在ではウィンドウズでなければ困るケースは少なくなっているが、それでもウィンドウズでなければ動かないソフトもある。

 Macでは別途ウィンドウズOSを用意する必要はあるが、ウィンドウズをインストールして、起動時にウィンドウズとOSXを切り替えられるBootCampや、OSX上で仮想化ソフトでウィンドウズを起動することができる。ふだんはOSXを使い、必要なときにウィンドウズを利用するといった多様な使い方が可能だ。これはMacならではのメリットなので、Macを選択する大きな理由になるだろう。

 また現行のアップルの日本価格は円高のころの価格設定なので、6月以降に登場すると噂されている次期モデルでは、日本での販売価格は現在よりも高くなることが予想できる。Retinaディスプレイモデルに関しては今が買い時ともいえるだろう。

そのほかのモデルは?

 フルHD以上の超高精細液晶を搭載したノートパソコンは少なく、ほかにはアップルのMacbookPro Retinaディスプレイの15インチモデルが比較対象のモデルとしてあげられる。重量は約2kgになるが、15.4インチで2880×1800の解像度を持つ液晶は非常に美しい。

 そのほか、ウルトラブックとしてはASUSのZENBOOK UX32VDがある。13.3インチの液晶にフルHD(1920×1080ドット)の解像度を持つモデルで、Core i5を搭載していながら紹介の2モデルより安価なのは魅力。

文・フリーライター 栗山琢宏

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MacBookPro Retinaディスプレイモデル 15インチ

MacBookPro Retinaディスプレイモデル 15インチ

2880×1800の美しい解像度を持つモデル。

ASUS ZENBOOK UX32VD

ASUS ZENBOOK UX32VD

13.3インチにフルHDの液晶を搭載したウルトラブック。

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