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ビデオカメラは手ブレ補正重視?それとも超高倍率ズーム重視?

一般的な光学補正(左)はレンズだけが動いて補正するのに対し、空間光学補正(右)はレンズユニット全体が動いて補正するので、映像が安定し光学的な画質劣化も少ない。

写真ソニー ハンディカム HDR-CX430V/コンパクトサイズながら光学30倍ズームと強力な手ブレ防止が特徴。

写真液晶は3.0型で23万ドットのクリアフォト液晶はタッチパネル式で、指先タッチで表示モードなどを変更できる。

パナソニック HC-V520M/本体質量は約226gと軽量でコンパクト。光学50倍ズームに無線LAN搭載と機能も豊富。

写真カラーバリエーションも4色用意されていて、男性でも女性でも使いやすい。

写真光学50倍ズームに加え、iA80倍ズームまで使用すると、遠くの被写体でも大幅にクローズアップが可能になる。

 普及型ビデオカメラは、入学式シーズンの春先と運動会などのイベントの多い秋口によく売れる、子ども関連商品だ。そのため子どものイベントが少ないボーナス時期などに比較的価格が下がり、買いやすくなる。これから夏休みを控えてビデオカメラの出番が増える今が買い時。今回はイベント時の撮影に威力を発揮する強力手ブレ補正を搭載したモデルと、超高倍率ズームモデルのおすすめ機種を紹介する。

最新ビデオカメラはどこをチェックすべき?

 現在のビデオカメラはほとんどがフルハイビジョン対応、光学ズーム10倍以上、手ブレ補正あり、内蔵メモリー+メモリーカード保存という機能を搭載している。価格の差は搭載しているレンズや撮像素子(センサー)など画質にかかわる部分が大きく、画質がいいものはサイズも大きくなる点はデジタルカメラと同様だ。そのほか内蔵メモリーの容量や、無線LAN(Wi-Fi)などを搭載しているかなどの付加価値で価格が変わる。

 カタログやホームページでの仕様を比較する際にチェックする項目はこちら。センサーのサイズは大きい方が画質には有利だがその分価格も高く、ボディーサイズも大きくなってしまう。遠くの被写体を大きく写せる光学ズームは、高画質モデルでは10倍程度が中心で、普及型のコンパクトモデルでは30倍以上のモデルも。ズームの倍率が高くなると画質面では劣化しやすく、画質と高倍率はトレードオフの関係がほとんどだ。

 内蔵メモリーは32GB以上のものが大半で、容量が大きいほどたくさんの映像が記録できるが、SDカードなどにも記録できるので、内蔵の容量にこだわる必要はあまりない。バッテリーの持続時間も110〜150分程度が主流で、どの機種も2時間程度は録画可能だ。無線LANが搭載されているとケーブル接続しなくても、パソコンに転送できるなどの利点もあるが、ビデオカメラの機能としては必ずしも必要ではない。他にはプロジェクター機能を搭載し、撮影後にどこででも大画面で視聴できる機種もある。

空間光学手ブレ補正搭載でワイドでもズームでもブレない

 ソニーのHDR-CX430Vは1/3.91型 「Exmor R」CMOSセンサーに、光学30倍ズームを搭載したモデル。「Exmor R」CMOSセンサーは高感度を実現する裏面照射技術を採用し、明るい場所での画質のきれいさはもちろん、とくに夜景や暗い場所での撮影に威力を発揮する。また35mm換算で26.8mmからの30倍ズームは、広角からズームアップまで幅広い撮影を楽しめる。

 本機の最大の特徴は、空間光学手ブレ補正機構を搭載したことによって、ワイドでもズームでもブレない安定した映像が残せること。一般的な光学手ブレ補正は、レンズユニット内に備えた補正レンズを動かすことで手ブレを軽減する。だが、空間光学手ブレ補正はレンズユニット全体を動かすことで補正するので、手ブレ補正の効果が大きく、とくにズームアップ時の撮影で効果が際立つ。また明るさや画像の劣化も最小限まで低減できるのが特徴だ。

 従来は大型の上位機種にしか採用されていなかった空間手ブレ補正技術だが、ユニットの小型化が進み、本体質量約320gのコンパクトボディーにも搭載された。CX430Vは、いつでも持ち歩けるコンパクトさに、ブレの少ないきれいな映像を楽しめる高画質が両立されたモデルだ。

遠くの被写体も大きく映し出す光学50倍ズームを搭載

 パナソニックのHC-V520Mは、本体質量約226gのコンパクトなボディーに、1/5.8型MOSセンサーを搭載したモデル。最大の特徴は光学50倍ズームで、遠くの被写体でも確実にとらえられる。またズームが光学領域を超えても超解像技術によってハイビジョン画質で描写できるiA80倍ズームを実現。子どもの運動会や動物園など、被写体に近寄れないシーンで大いに役立つ。

 手ブレ補正は縦回転、水平回転、左右、上下に回転軸補正も加えた5軸の光学手ブレ補正に、電子式を加えたハイブリッド補正を搭載している。一般的な光学補正式モデルとしては十分な効果が期待できるだろう。また本体が静止しているときに水平に対する傾きを検出する「傾き補正」も内蔵。室内や建物など被写体の傾きが目立つシーンで、自動的に水平に補正する。

 本体に無線LAN機能を搭載しており、撮影した映像を多彩な方法で活用できるのも大きな特徴。動画配信サービス「Ustream」の動画ライブ中継にも対応し、運動会や結婚式などのイベントを遠方の家族や友人などにリアルタイムで見せられる。またスマートフォンと連携すれば、手元の画面を確認しながらリモート操作で撮影できる。コンパクトなボディーに多機能をつめこんだモデルだ。

文・フリーライター 栗山琢宏

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    画質と使いやすさではファンの多いキヤノンのiVIS HF R42は、1/4.85型CMOSセンサーに光学32倍ズームを搭載したモデル。赤ちゃん撮りにぴったりの機能を集めた「ベビーモード」を採用し、赤ちゃんの誕生をきっかけにビデオカメラを購入する層にアピールする。

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    画質にこだわるならソニーの上位機種HDR-PJ630Vもおすすめ。ひとまわり大きなボディーだが、マニュアルでピントを合わせることができるなど、ワンランク上の撮影も可能。またプロジェクターを内蔵しているので、撮影したその場で壁などに投影して楽しめる。

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