|
|
朝日イベント・プラスの店長Oです。新緑あふれる石川県小松市で開催中の「加賀赤絵展」に行ってきました。
加賀(現在の石川県)で独特の発展を遂げた九谷焼の赤絵。全面を美しい小紋と絵画で埋め尽くす絢爛豪華な作風が魅力的な陶器です。そのふる里、小松市では5月26日まで、小松市立博物館、本陣記念美術館、錦窯展示館、絵本館ホール19番館の4館で「加賀赤絵展」が開催されています。また、同展に合わせて宮本三郎美術館では「赤の魅力−宮本三郎とそれぞれの赤」という展示もあり、5月の小松市は街を挙げて「赤絵一色」でした。
美しい赤絵を見ているうちに、絵付けに挑戦したくなりました。石川県には気軽に九谷焼の絵付けを体験できる施設があり、小松市のお隣の能美市にある九谷焼陶芸館を訪ねました。マグカップ、茶碗など用意された陶器の種類も豊富で、実際に使えるものばかり。絵の具の使い方などは係の方が説明してくれます。あらかじめ図柄を考えておくと、アドバイスも受けやすいのでおすすめです。
私は自宅にあるお皿の瓜(うり)の絵柄をヒントにしたものを1枚、もう1枚は久谷焼伝統の柄の赤と青の毬(まり)を中皿に描きました=写真(1)。出来映えはどうですか? もっと縁取りをして絵柄を際立たせたほうがよかったかな〜とやや反省。絵付けしたお皿は1枚800円(送料別)。焼いてもらって大体3週間後に郵送されてきます。
絵付を楽しんだ後は骨董店へ。実は小松市を訪れるにあたって「赤絵」の骨董を購入してみようかと思っていたんです。小松市の骨董店は「掘り出しもの」と「お値打ちもの」の宝庫なんだそうです。昔、この土地ではお金の価値をあまり信用していなかったそうで、まとまったお金ができると骨董に変えていたとか。なので、家を建て替える際や蔵の中から驚くような名器が出てくることがあるようです。
地元の常連さんが「出物がないか」とお店をのぞいて、店主とお茶を飲んでいたりして、骨董に対する敷居が低く、私もついつい見入ってしまいました。出していただいたお茶を味わいながら、ふと一つの「赤絵の菓子鉢」が目に入ってきました。赤絵に金が施された永楽風の柄で、鉢の底には青で描かれた鳳凰がいます=写真(2)。「手に入れたい!」と思ったのですが、話を聞くと、なんでも「魯山人」に九谷焼の指導をした先生の作ということで、なかなかのお値段。あきらめて店を去りました。
ですが、ずっと頭から離れない。結局、引き返すことに。一緒に行った目利きの先輩曰く、「絶対にいいもの。おすすめよ」。背中をグッと押され、意を決して購入することにしました。初の骨董は、わが家の宝の一つになりました。骨董は「出会い」とよく言われます。これも旅の楽しみの一つですね。
さて、イベント・プラスの店長としてのお仕事も忘れてはいけません。店長がおすすめする加賀赤絵の品々です。
店長のいち押しの赤絵グッズをご紹介します。
「加賀赤絵展」で好評の飯田屋風の小皿。赤で細密に全体を描いて金で上から彩色を施す技法は、幕末に飯田屋八郎右衛門が完成したもので「飯田屋風」と呼ばれます。見込には大輪の牡丹と双鳳凰といった縁起の良い絵柄が描かれ、小さいアイテムながらも九谷焼の赤絵表現を充分に感じさせる小皿です=写真(3)。
電子機器(USB)に伝統工芸九谷焼の綿密な加飾を施すという意外性が楽しい「電子陶箱」。「持ち歩く九谷焼」「大切な思い出をしまう陶箱」をテーマに制作したもので、絵柄は永楽風の「金襴手風鳳凰紋」です。全面を赤単色で埋め尽くし、その地色に金で模様を施していく手法は「永楽風」と呼ばれています。赤絵具で1回、金の模様を貼りつけて1回焼いて仕上げていく手の込んだもの。大量生産できないので、「加賀赤絵展」会場で販売していませんでした=写真(4)
いずれも当サイトで扱っておりますので、ぜひご覧ください。
「朝日イベント・プラス」は、話題のDVD、展覧会カタログ、ここだけの公式グッズがそろう朝日新聞社のオンラインショップです。絢爛豪華な「加賀赤絵展」に行けなかった方へ。朝日イベント・プラスでは展覧会の図録も販売しています。ぜひどうぞ。
ここから広告です
広告終わり