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一つ一つ、丁寧に仕上げていく。針金ハンガーとは違う、こだわりの逸品 |
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同じハンガーでクローゼットを統一すると、収納スペースが広がるメリットがある |
ハンガーを選ぶ重要性
「ハンガーなんて、タダで貰えるので気にもしていなかった」という方が多いと思います。しかし、最も多くの方が使用している、無料ハンガーはスーツを保管するのには向かないハンガーなのです。
クリーニング屋さんから戻ってくる時の針金ハンガーや、ペラペラのプラスチックハンガーは、お客様にお返しするまでお店の中で収納するためのハンガーです。そのままスーツなどを掛けっぱなしにすると必ず型崩れします。ただ、シャツなどカジュアル用としての使用はOKです。また、スーツを買ったときについてくるハンガーは、スーツを持ち運びすることを目的としたハンガーです。短期間の使用には適していますが、長期間掛けっぱなしにするとやはり型崩れする可能性があります。
ハンガーには実は色々な種類がり、おのおのハンガーにはそれぞれに適した使用方法があるのです。せっかく手に入れた上質のスーツも、針金ハンガーなどスーツに合わないハンガーに掛けてしまっては台無しです。スーツは着ている時間よりも、ハンガーに掛けられている時間のほうが圧倒的に長いものなのです。そして着ている時は、様々な動きに応じて伸縮を幾度となく繰り返しており、スーツも疲弊しています。ハンガーは疲れたスーツが休息を取ることの出来る唯一の場所なのです。だからこそ、そのスーツの休息場所を選ぶハンガー選びは、スーツを選ぶことと同じように重要なことではないでしょうか?
ベストなハンガーのサイズは?
店をオープンさせて一番苦労したことは、お客様にどのようにしてハンガーのサイズ選びをしていただくかでした。服は形状によって、同じサイズでも肩幅が変わってしまうので、S・M・Lサイズはあくまでも目安となってしまいます。そこで、お手持ちのハンガーを基準にして計っていただくことにしたのです。
まずハンガーを逆さにして、肩先の幅を測ります。例えば42cmぐらいだとしたとき、ハンガーの先端が肩の縫い目からはみ出してしまったら大きすぎます。1cmぐらい内側がベストなのです。逆に短かすぎる場合は、その内側から短い分大きいハンガーを選んでください。例えば肩の縫い目から4cmぐらい内側にハンガーの先端があれば45cmのハンガーを選ぶといった具合です。お店のページでは写真入りで悪い例を紹介していますのでぜひご覧ください。
真のオシャレ上手はメンテナンス上手
「茶染めスーツハンガー」は、ビジネスマンにぜひお勧めしたい商品です。この木製ハンガーは、ブリティッシュ系有名ブランドの為に製作されたハンガーを、一般の方にも味わっていただくために若干アレンジしたものです。人間工学に基づいた前傾させた肩のラインと、約6cmとった肩の厚みがスーツにビシッとフィットし、大切なスーツを型崩れから守ってくれます。
このハンガーは、最高級のブナ材を機械で削った後に、角の部分をハンドメイドで削り落として製作しています。さらに、ハンガーの生命線である研磨も丁寧に行っています。研磨してから塗装をかけ、また磨き、塗装をかけと数回繰り返すことで美しい艶のあるハンガーができあがるのです。そんな手間暇かけたこだわりのハンガーです。
デパートや有名ブランド店にいくと、形状や色はバラバラなのに、衣類は整然と並んでいるようにみえます。それはハンガーを統一しているからなのです。同じハンガーでクローゼットを統一すると、形状が同じなので無駄な空間が生まれず、収納スペースが広がるといったメリットもあります。
また、スーツのメーカーや素材にこだわる方は多いと思います。しかし保管の方法はいかがでしょうか。上質であればあるほど、1日着たらブラッシングして1晩湿気をとばすなど、繊細さがもとめられます。当店では、人間工学に基づいた肩のラインを持ち、スーツの型崩れを起こさないハンガーや、デリケートな素材にもブラッシングできる手植の洋服ブラシ、スーツを保管するためのスーツカバーなど、メンテナンスに必要なものを多数取り揃え、お気に入りの衣類を大事に守る手助けをさせていただければと思っております。「真のオシャレ上手はメンテナンス上手」となっていただきたいですね。
文 フリーライター 吉岡美那子
(09/27)