現在位置:asahi.com >ショッピング>コラム>こだわり店長に聞く> 記事 昔ながらの「やまぶどうの籠」が手に入る店和装工芸かごや/阿部里海さん 2007年10月10日 せいろ・そばざる・石臼・竹の籠・やまぶどうの籠など、昔からある「実用的に使えるもの」を取り扱う店。中でも、国内生産が難しくなっていたやまぶどうの籠は、海外で技術指導をしながら生産することにより、低コストとクオリティを維持しているのだとか。
手作りのぬくもりを大切した商品当店は「郷愁と古い文化からのもの作り」をテーマに手作りのぬくもりを大切に製作し、販売しているお店です。せいろ、そばざる、石臼、竹の籠、やまぶどうの籠など、昔からある「実用的に使えるもの」を発掘し、業務用からご家庭まで使っていただいています。 中でも思い入れがあるのが、やまぶどうの籠ですね。使うほどに艶が増し、飴色になる本品は、もともとは東北の人が農閑期に編んで、使っていたものでした。しかし、やまぶどうの蔓を採る作業はとても重労働です。また、編む職人さんの継承者も減っています。 だから、せっかく素敵な籠がほしいと思っても、注文してから何年も待たなくてはならなかったり、高額なのでなかなか買えなかったりという問題がありました。
伝統を海外で再現籠をほしいと思っている人が沢山いるのに手に入れられない。このままでは、どんどん手に入れるのが難しくなる。でも、多くの人にこの籠を使ってもらいたい…そんな思いから、生産場所を海外に移して確かな技術を支援することで、その伝統を継承していきたいと考えました。 最初の頃は、なかなか思うようには編めませんでしたが、徐々にしっかりとしたものが仕上げられるようになり、リーズナブルなやまぶどう籠やくるみ籠を、全国の小売店さんに安定供給できるようになったのです。
使い込みたくなる籠2004年には、楽天に初の直営店をオープンしました。最初は、一人で他の仕事の傍らに、細々とこなしていたのですが、母の日のイベントでセールを開催したところすぐに反応がきたのです。 「今まで迷っていましたが、この機会に思い切って購入できてとても嬉しいです」などといった感想をいただき、初めてネットの向こう側のお客様と触れ合えた実感を味わえました。また、籠を送った後に「写真よりも実物の方がもっと良い!」という感想が一番多く、おかげさまで返品はほとんどありません。 すべて手作りである当店の商品は、コンセプトの通り、昔なつかしいと感じる実用的なものばかりです。やまぶどう・くるみ・竹は使い込む程に味の出る籠です。そして、籠は一年中使えるだけでなく、使い込んだものほどコーディネイトに合わせやすいものです。どうか、自分流の籠に育ててください。 文 フリーライター 吉岡美那子 おすすめ商品
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