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週末はキックボクシングで刺激的な時間を持つという笹原さん。 |
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ウェルカム・フィギュアとして使った2機の“バルキリー” |
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愛妻家の休日
日々多忙を極める笹原氏だが、聞けば、まだ結婚式を挙げたばかりの新婚さんなのだとか。
「普段は帰りが遅いですし、仕事を持ち帰ることもあります。週末家にいることが大事かなと思ってはいるのですが、なかなか実践できませんね。新婚なのに寂しい思いをさせています(笑)」
そんな笹原氏の休日の楽しみの1つが、夫婦そろってのDVD鑑賞だ。
「欧米の連続ドラマが2人ともすごく好きなんです。『24 −TWENTY FOUR−』や『プリズン・ブレイク』、『LOST』などをよく観ますね。あとは、おいしいものを食べること。この2つが共通の趣味です。」
そしてもう1つ、氏の休日に欠かせない趣味がある。大学から始めたというキックボクシングだ。その無駄のない締まった体も、日ごろの鍛錬の賜物なのだろう。
「ジムから帰ると、テンションが高いとか、多弁だと妻に言われます(笑)。精神的に上がるんでしょうね。僕の仕事は基本的に静かで、あまりテンションを上げる場面がないので、週に一度くらい刺激的な時間を持つのはいいことかなと。健康になるし、ストレス解消にもなりますしね」
今はキックボクシングのほかに、殺陣も習得中。目標としている映画製作の際、アクション・シーンの参考になればとの狙いもあるという。
「プライベートでも、仕事につながらないことは基本的にやる気はしないですね」と笹原氏。とは言え、そこには仕事人間にみられがちな、しゃかりきな印象はまるでない。仕事とプライベートを一直線上に置きつつ、オンとオフの切り替えはしっかり行なう。それゆえに余裕を持ってプライベートを楽しみ、良い形で仕事に反映させることができるのだろう。
フィギュアへのこだわり
一方で、結婚を機にセーブしつつある趣味も。
「おもちゃを集めるのが好きなんです。ガンダムにマクロス、スポーンなど、私物のフィギュアが会社の会議室にたくさん眠っています。妻は家にフィギュアを置くのが好きでないので、会議室が僕のコレクションルームです(笑)。お客さんも喜んでくれますし、仕事や想像力にも役立ちます」
中でもお気に入りは、自身の結婚式に使った一対のミニチュア戦闘機。自身も大好きだというSFアニメ『超時空要塞マクロス』に登場する“バルキリー”と呼ばれるものだ。実はこの2体、物語中では“ミリア・ファリーナ・ジーナス”(赤)と“マクシミリアン・ジーナス”(青)という夫婦のそれぞれの愛用機ということもあり、ウェルカム・ドールならぬウェルカム・フィギュアとして式場に展示したのだとか。
「妻も、これは認めてくれました。溝に暗い色を入れたり、ツヤ消しをしたりと、2週間くらいかけて仕上げたのですが……気付いてくれる人がいなくて悲しかったですね」
そんな氏にとってのフィギュアの魅力は、“造形の格好良さ”だけでなく、“支配欲を満たしてくれるところ”だそうだ。
「アニメの中だけの空想上のものを、フィギュアという形で実際に手に取り、どこからでも眺めることができる。バルキリーの場合は変形も可能ですしね。しかも、それらを所有することができるわけですから。こんなに素晴らしいものはありません」
フィギュアの所有数はすでに300体を超えるというが、支配欲は衰えるどころか、強まる一方だ。
「最近はフィギュア・ブームでいいものがたくさん出ているから、ガマンするのが大変(笑)。でも、まもなく子供も生まれるので、ガマンしてます(笑)」
寂しげにつぶやきながらも、その表情は希望でいっぱい。クリエイターでも経営者でもなく、かつての少年と未来の父親の笑顔が交差した瞬間だった。
取材/文 高間裕子
(01/27)