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脱出への野望、戦争の影 「仁義なき戦い 頂上作戦」(8/2)NEW

  「広島極道は芋かもしれんが、旅の風下に立ったことは一遍もないんで」/  「おんどれらも吐いた唾、飲まんとけよ」/  菅原文太や小林旭、梅宮辰夫ら主役スターの、脳天唐竹割りなせり…… [記事全文]

映画の旅人 バックナンバー

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トンネルが地獄と化す 「黒部の太陽」(7/26)

 暗闇を閉じこめた空洞は、残酷な神が戯れにしかけた罠のような正体を現そうとしていました。/  ピンッ……ピンッと不気味な間をおいて岩がはじけ飛ぶ「山はね」の音が、闇を裂いて響きまし…… [記事全文]

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ゆったりと、凜と立つ 「かもめ食堂」(7/19)

 スケジュールが押しても、決して走ることはありません。撮影開始から6時間以内に、長めの食事休憩をとります。一日の撮影を終えたら、再開するまで10時間は空けることになっています。/ …… [記事全文]

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「女の時代」さっそうと 「マルサの女」(7/12)

 「伊丹万作の息子なんだもん、一本でいいから、映画を撮ってほしいの」。妻の願いに、眉間にしわを寄せて笑っていた夫が、ようやくメガホンをとったのは51歳のときでした。/  戦前の日本…… [記事全文]

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危ない言葉で笑わせる 「月はどっちに出ている」(7/5)

 大分県で毎年夏に開かれる「湯布院映画祭」には、ユニークな趣向があります。作品上映後、一般客と制作側が顔を突き合わせ、自由に議論するのです。/  1993年8月。初のプロデュース作…… [記事全文]

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あぁ、花のサラリーマン 「ニッポン無責任時代」(6/28)

 サラリーマンの悲哀をユーモラスに描いたコラムニスト、青木雨彦さんのエッセーにこんな文章があります。/  〈「なぜ、サラリーマンになったか?」と聞かれたら、「ただ、なんとなく」と答…… [記事全文]

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厳しさに学ぶ伝統の技 「土佐の一本釣り」(6/21)

 初ガツオの季節、5月の第3日曜日。高知・中土佐町の久礼の港は「かつお祭」で盛り上がります。/  今年は時折、沖に浮かぶ双名島の姿がかすむほど、激しい風雨に見舞われましたが、それで…… [記事全文]

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どんな姿だったのか 「バブルへGO!!」(6/14)

 日本経済に久しぶりに光が差しています。「アベノミクス」が放った2本の矢、大胆な金融緩和と公共事業の積み増しで、円安・株高が進んでいます。週刊誌には「土地が上がる、経済が動く!」と…… [記事全文]

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映画は家業の親子二代 「浪人街」(6/7)

 「ドーハの悲劇」と後世に語りつがれる大どんでん返しが待ちかまえていたことなど露知らず、大衆娯楽映画の王とたたえられるべき老監督の意識は、冷たい闇の奥底へ落ちていきました。/  そ…… [記事全文]

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スーダラ節を踊る巨匠 「東京物語」(5/31)

 「小津先生の最大の思い出は、スーダラ節でしょうか」/  女優の中井貴惠さんは、意外なことを言います。幼いころ、小津安二郎監督はしばしば、東京・田園調布の中井さん宅に泊まりに来て、…… [記事全文]

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少年は、守ろうとした  「誰も知らない」(5/24)

 荒涼とした夜の空き地。少年と少女が言葉もなく地面に穴を掘り、ピンク色のスーツケースを埋めています。中身は、少年の幼い妹のなきがらです。/  是枝裕和監督(50)が、東京・西巣鴨で…… [記事全文]

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「横一線の食卓」の衝撃 「家族ゲーム」(5/17)

 家族4人と若い男が、横一線に並び食事を取っています。さながらレオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐」のようなシーンは、強烈なインパクトを与えました。/  家族の問題が取りざたされ…… [記事全文]

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大切なものを守る強さ 「マリと子犬の物語」(5/10)

 がんっ、と床が大きく跳ね上がり、大地がのたうち回ります。/  2004年10月23日午後5時56分。新潟県山古志村(現、長岡市)は、中越地方を震源としたマグニチュード6・8の大地…… [記事全文]

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傷を越え生きられるのか 「愛を乞うひと」(5/7)

 「愛だの、虐待だのって、辛気くさい。気乗りしないな」/  映画監督の平山秀幸さん(62)は、原作の小説『愛を乞うひと』が1992年に話題となってほどなく、映画化の依頼を受けた時、…… [記事全文]

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家族は意思で創るもの 「シリーズ『男はつらいよ』」(4/26)

 正月やお盆には一家そろって映画館で「寅さん」を見る。それが日本人の習慣となり「国民的映画」とまで呼ばれました。東京の下町の草団子屋で繰り広げられる騒動を見て、大笑いしながら「ああ…… [記事全文]

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お父さんたちは泣いた 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲」(4/19)

 やっぱり泣いてしまった。/  筑波大学教授(子ども支援学)の徳田克己さん(54)は「オトナ帝国の逆襲」を見ると、野原しんのすけの父、ひろし(35)が、自身の半生を回想するシーンで…… [記事全文]

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最後まで「ありえない話」 「泥の河」(4/12)

 大阪は全滅、期待した広島にも、東京都内にも思い描いた川はありませんでした。1980年、映画監督の小栗康平さん(67)はロケ地を探し歩いていました。/  監督デビュー作に決まった作…… [記事全文]

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家族も幸せそうだった 「ALWAYS 三丁目の夕日」(4/5)

 見あげるだけで、こめかみがうずきそうでした。暗雲が濁ったよどみのように重苦しく、東京都心の空に垂れこめていました。/  とめどなく霧雨が降りやまず、だれもが、さえない一日になる予…… [記事全文]

うたの旅人 バックナンバー

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オリジナルを歌え! フレディ・アギラ「アナック」(3/22)

 閑散とした普段の夜とは熱気が違いました。フィリピン・ルソン島中西部オロンガポ市マグサイサイ通りのライブハウス・ウィリーズバーは1、2階とも満席で、階段は立ち見客であふれています。…… [記事全文]

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「無償の愛」がテーマ 美輪明宏「ヨイトマケの唄」(3/15)

 年に一度の祭りにあって、そこだけが静まりかえりました。昨年大みそかの東京・NHKホール。紅白歌合戦の舞台です。闇から現れた美輪明宏さん(77)は、いつもの金髪ではありませんでした…… [記事全文]

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故郷の空に哀愁の調べ 福島県民謡「新相馬節」(3/8)

 「もいっぺん先生から民謡サ習いてえ。ぜいたくだがねえ」/  窓辺に置いたラジカセから、新相馬節の哀調を帯びた歌い出しが流れ出しました。山の端に響くような高音に、山田トミエさん(7…… [記事全文]

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見捨てられたダイヤ 「スタンド・バイ・ミー」(3/1)

 「俺たちは十分稼いでいるだろ。ギャラを上げてくれないか」/  「そいつはできない相談だ。嫌なら出て行くんだな」/  「ふざけるな!」/  1960年春、ニューヨーク・マンハッタン…… [記事全文]

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悲劇が生んだ人間賛歌 「幸せなら手をたたこう」(2/22)

 半世紀以上を経てこの1月、1人の日本人がフィリピンを再訪しました。一つの歌が地球を巡って、生まれ故郷に戻りました。/  首都マニラから車で北へ。気温は25度。道沿いの水田では田植…… [記事全文]

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底冷えの街で転がり出す 「ライク・ア・ローリング・ストーン」(2/15)

 ニューヨークの冬の底冷えは強烈です。記者が訪れた1月の第3週は昼間でも零度を下回る日が続きました。5分も歩けば顔が痛くなります。東京生まれの記者には少々堪(こた)えました。だが、…… [記事全文]

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一発逆転、きっとある! 「走れコウタロー」(2/8)

 滑舌が悪いのも、短気で狂暴なのも、みんなこいつのせいなのです。/  「走れ走れコウタロー」と連呼するこの曲が大ヒットした1970年に、記者は小学校へ入りました。名前のせいで、つい…… [記事全文]

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海が育んだ神秘の歌声 元ちとせ「ワダツミの木」(2/1)

 「ワダツミノキ」は、奄美大島の西側、山すそを流れる渓流脇に何げなく生えていました。高さ5メートルほど。説明の看板があるわけでもありません、ごく普通の木です。/  「ちょっと元気が…… [記事全文]

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死3日前の曲 ジャニス・ジョプリン「ベンツが欲しい」(1/25)

 1970年10月4日、米国ロサンゼルスのホテルの一室で、ひとりの女性が冷たくなっていました。ロック歌手、ジャニス・ジョプリンです。27歳。遺体は床の上にありました。死因は「高純度…… [記事全文]

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名前借りの恋歌 つのだ☆ひろ「メリー・ジェーン」(1/18)

 美しい横浜の夜景の中で、出演者の男性が女性に「お願いします」と手を差し出します。彼女がその手を握ってカップル成立です。次の瞬間、女性コーラスが流れ始め、つのだ☆ひろさん(63)が…… [記事全文]

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女版「関白宣言」 平松愛理「部屋とYシャツと私」(1/11)

 1990年のことです。東京・市ケ谷の一口坂スタジオで、ポニーキャニオンのディレクター平賀和人さん(59)は頭を抱えていました。シンガー・ソングライター平松愛理(えり)さん(48)…… [記事全文]

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オペラ「椿姫」劇中歌 「乾杯の歌」(1/4)

 日本の年末年始、どれだけ「乾杯の歌」が流れたでしょう。3拍子のリズムにのせ、歌手たちがシャンパングラスを片手に「楽しい杯で酒を飲み干そう」と陽気に歌います。祝祭気分あふれるジルベ…… [記事全文]

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発端は飢えたネズミ 賛美歌「きよしこの夜」(12/21)

 モーツァルトが生まれたオーストリアのザルツブルクに近いオーベルンドルフ。川沿いの木立に囲まれて、白壁と緑のドーム屋根をした瀟洒(しょうしゃ)な建物がひっそりと建つ。かつてここにあ…… [記事全文]

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夢の場所へ届いた思い 「あの空へ向かって」(12/14)

 冬めく東京・代々木公園。それでも晴れた週末には、日だまりで散歩やジョギング、芝居やダンスの練習まで、思い思いに楽しむ人々を見かけます。/  30年ほど前には、公園を貫く都道が日曜…… [記事全文]

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富士のふもとから復活 T−BOLAN「離したくはない」(12/7)

 T−BOLANのボーカル、森友嵐士さん(47)が、最初にのどに異変を感じたのは、1994年12月のことでした。/  翌95年3月まで続く全国ツアーのリハーサル中、声を出そうとして…… [記事全文]

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奇跡をめがけキックした 松任谷由実「ノーサイド」(11/30)

 そそくさと邪念をふるい落とすように小きざみな足踏みをしてから、黒衣の選手はおもむろに走りだしました。/  グラウンドをおおう枯れ芝にすえられた楕円(だえん)のボールまで約4メート…… [記事全文]

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哀愁の響き 地図帳に 森高千里「渡良瀬橋」(11/23)

 山並みに落ちる夕日に渡良瀬橋がシルエットとなって浮かびました。川面は赤く染まっていました。/  山あいの街、栃木県足利市。午後6時になると、高台のスピーカーから、聞き覚えのある旋…… [記事全文]

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輝く記憶よみがえる 「フェニックス・ハネムーン」(11/16)

 太平洋に向けてゆったり大淀川が流れる宮崎市。川沿いにはアフリカのカナリア諸島原産のヤシ科の樹木、フェニックス(カナリーヤシ)が並びます。かつてこの木の下には、新婚旅行客があふれて…… [記事全文]

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夢育んだ「洞」 スターダスト・レビュー「夢伝説」(11/9)

 伝説は、埼玉県熊谷市に3年間だけ存在した小さなライブハウスから始まりました。/  1973年、熊谷にライブハウスを作る話が浮上しました。地元の文化人グループ「木偶(でく)」の企画…… [記事全文]

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時を超え響く歌声の奇跡 舟橋俊久「旅の終(おわ)り」(11/2)

 フェリーが港に着き、旗を振る宿のスタッフの盛大な出迎えを受けた時から、非日常の体験が始まります。「知性と教養と羞恥心は、ここに置いてきて下さいね」。宿へ向かうトンネルを抜けると、…… [記事全文]

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