現在位置:asahi.com >ショッピング>コラム>暮らしを楽しむ> 記事 R40電脳生活日記 〜驚きのサイレントギター〜ライター 藤木俊明 2007年07月24日 夏の浜辺を感じさせるような音楽っていいですよね。この頃、むし暑い朝に聞いているのは、ハワイのスラック・キー・ギターの調べです。こんな風に自分でも演奏できたらいいな、と古いアコースティックギターを引っ張り出しましたが、マンションではあまり大きな音は出せません。どうする?
音がほとんど出ない楽器という不思議さ
スラック・キー・ギターとは、ハワイで編み出された独特の演奏法で、昔アメリカ人が忘れていったギターを見つけた現地の人が、独学で奏法を編み出したものという話をききました。独特のチューニングで、ゆったり、やさしい調べです。ハワイの楽器というと何と言ってもウクレレが有名ですが、このスラック・キー・ギターの調べも何とも心地よく、朝の目覚めにも、仕事のBGMにも最適です。 スラック・キー・ギターの教本を買ってきて、マンションの部屋で練習しようとしましたが、どうも「音」が気になって仕方がないのです。練習できるのは仕事から帰った夜しかないし、アコースティックギターの金属的な弦の音は、近所に迷惑なんじゃないかと気にしてしまいます。 そこで、ヤマハの出している『サイレントギター』が頭に浮かびました。友人の佐口さんが購入していたことを思い出しまして、一度弾かせてもらいに行こうと考えたのです。サイレントギターとはヤマハの商品名称で、音が普通のギターの10分の1ぐらいしか出ないということなのです。それで、ヘッドフォンをつないで聞くわけです。そうです。ようやく電脳日記らしい話になってきましたね。 でもこうやって聞いてもあまりピンと来ないですよね? なんだか、エレキギターの一種みたいに思えますし、アコースティックギターの自然な音にはとっても及ばないだろうと思いつつ、佐口さんのお宅を訪ねました。
友人宅でスラック・キー・ギター
実際手に持つと、胴体の部分がスカスカで軽いですし、操作もシンプル。スイッチも音量と音質、そしてリバーブといって、エコーがかかるように調整できるものぐらい。ヘッドフォンをつないで弦を弾きます。おお。自然です。予想よりはるかにナチュラルな響きで、電気的な処理をしているとはとても思えません。リバーブを少しかけると、「広い教会の中ひとりでギター弾くわたし」といった状況がバーチャルにうまれます。 これで、練習したてのスラック・キー・ギターのチューニングに変え、(オープンチューニングという独特の方法なのです)弾いてみると、自分の調べに酔ってしまいそうでした。 逆に佐口さんに弾いてもらうのを聞いていても、確かにほとんど音は出ていません。弦を弾く「シャリシャリ」という音が聞こえるぐらいで、これだとまわりの部屋の迷惑はほとんど考えなくていいでしょう。ちなみに佐口さんの家もマンションの11階です。 ちなみにこのサイレントギターは、ギターアンプなどにつないで外に音を出すこともできますが(外部出力といいます)、外から、たとえばCDなどから音を入力する外部入力という機能がついています。波の音のCDを買って、それをバックにスラック・キー・ギターなどを弾けば、気分はもうハワイの浜辺です。 プロフィール
おすすめ商品
|