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いろどり逗子暮らし 〜猛暑をのりきる沖縄、島人スタイル。

ライター 平尾香

2008年7月29日

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写真平尾香さん

写真ドドーンとボリュームたっぷりソーキソバ。沖縄の食堂の味もスープやソーキや三枚肉もとりよせれば、簡単昼ご飯のできあがり。泡盛の後のしめにもよさそうです。

写真やちむんとは、沖縄の焼き物のこと。しっぽり手になじむ素朴なかたちが愛らしい。こちらは、冬のポトフにも合いそうなやわらかいイメージの器。

写真沖縄らしいレトロなラベルは昔実際に使用していたデザインを、復刻版として使用してます。歴史ある蔵元のなせる技。

 夏本番、エアコンなしの逗子暮らし。朝晩の海からの通り風が涼しいけれど、やっぱり温暖化には、ぐったり。そんな時、「沖縄の暑さに比べれば、なんのこれしき!」と自分を勇気づける私。そう、最後の梅雨の雨が逗子の家をじめじめ湿らせていた頃、女3人で沖縄旅行へ出かけてきたのです。珊瑚礁の海でバナナボートとバーキューを楽しんだかと思えば、世界遺産の精霊地を訪れたり、琉球ガラスや器を買い求めたり。もちろん沖縄の食は、妥協せずにしっかり満腹感と満足感を味わったわがまま世代の私たち。今回は、旅の話も盛り込みながら、沖縄のいろどりをご紹介。沖縄スタイルで暑さを楽しく乗り切ってみませんか?

沖縄そばで、マンネリ昼食そうめんにさようなら

 沖縄に到着して空港から真っ先に向かった那覇の公設市場。様々な沖縄食材が並ぶ市場のほど近く、全く飾らない沖縄そばの看板の食堂へ。昼食時間をとっくに過ぎた店内は、がらんとしているのに、壁に貼られたけたたましい色のメニューが食欲を後押しするように、にぎやかです。やわらかな、骨付き豚のあばら肉がドーンとのったソーキそばにたっぷり紅しょうがをのせて、コーレーグース(島唐辛子の泡盛漬け)をさっとかけて、さあ、いただきます。3泊4日の旅行中、計4回も食したぐらい沖縄そばは、暑さに似合う食べもの。うどんのようなちぢれ中華麺が、特徴的。和風だしのスープに、こってりお肉を投入して、汗かきかき、豪快に食べたい夏のスタミナ補充の沖縄そば。ちなみに島人は、こちらの麺を焼きそばにするのも日常食。村の小さな食堂で食べた沖縄かまぼこ入りケチャップ味の焼きそばも旅の懐かしい味。

やちむんの器でテーブルも沖縄色に

 一日のとどめを刺すような西日の時間に訪れた那覇の壷屋通。琉球石灰岩が敷かれたおもむきのある道の両側に沖縄の焼き物を売るお店が並ぶこの通りで買い求めたのは、ソーキそばが似合うどんぶりを2つ。やちむんらしい藍の色が涼しげで高台が少し高めの凛とした佇まいの器。ごはんに海ぶどうをのせて青しそドレッシングをまわしかけ、かつおぶしをトッピングにした簡単海ぶどう丼もおいしくいただけそうな器です。素朴で味のある沖縄の焼き物は、和食でも洋食でも案外合うので、わが家では、皿やらそばちょこやらも大活躍なのであります。

泡盛とともに真夏の乾杯

 太陽が沈んで幾分か涼しくなった夜は、泡盛時間。沖縄の力強い野菜にも、お肉にも、お魚にも、しっくり合うお酒で、ゆっくり時間を楽しむといきましょう。氷のはいった琉球グラスに泡盛をと・と・とっと注いで、マドラーで勢いよく氷を回転させてなじませるのがおいしい泡盛の一杯の作り方と、島人に教えていただき、もっぱら実践中。滞在していた沖縄市の新里酒造の「琉球クラシック25°」あたりは、香りもよくって食中に飲むのにぴったりでお薦めです。今宵も、遠い沖縄の青い海を思い出しながら、暑い一日にお疲れさまの乾杯です。

プロフィール

平尾香

1972年、神戸生まれ。現在、湘南・逗子の小山に暮らしながら、サーフィンと畑仕事を楽しむイラストレーター。旅や自然からインスピレーションを受けた作風で書籍、雑誌、CD、商品企画、広告などの仕事で活躍する傍ら、個展も数多く開催。世界的ベストセラー「アルケミスト」「ベロニカは死ぬことにした」(角川書店)などパウロ・コエーリョの翻訳本の挿画を担当。みずから東京近郊のたちのみ屋を38店取材したイラストエッセイ「たちのみ散歩」(情報センター出版局)の評価も上々。平尾香さんのHP Kao. Hirao はこちら。

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