市川流オヤジ学 ライター 市川スガノ
千鳥足も、自然に見えなければ上級とはいえません。
あきらかにオヤジにはそぐわない、どちらかというと「ちょいワル」に近いテイストのシャレたニットタイ。これをあえて頭に巻く大胆さもこれからのオヤジには求められる。
愛らしいキャラクター柄のネクタイを締めるだけで、その人の印象はかなり柔らかくなる。自分を優しく見せたいマイルド派のオヤジにオススメの商品だ。
ネクタイはオヤジの魂。出張などで複数のネクタイを持ち歩く際にも、一本ずつシワにならないように大切にケースに入れて持ち歩きたいもの。それもできれば革製の高級ケースが望ましい。
宴会では様々な結び方で魅せましょう。
本来、オヤジにとっての「ネクタイ」とは、宴会時に頭に巻くための祭器であり、またその地位と高い精神性を表すステータスシンボルです。そうした正しい使い方も本来の意義も知らずに、ただ無自覚にネクタイを締めている人が多い現状は嘆かわしい限りです。
そこで今回はオヤジにとっては、避けては通れない正しい「ネクタイの作法」をご紹介します。
まず、ネクタイを使わない(つまり、頭に巻かない)ときは、首に締めておくのが基本です。ただし、宴会時にしっかりと締めていると、いざ宴もたけなわになって頭に巻こうとしたときに、とっさに巻けず遅れをとることになりかねません。そうした事態を防ぐためにも、宴席に着いた瞬間に、すぐ緩めるようにするといいでしょう。
よくオヤジが席に着いた瞬間に、「うぁ〜」という気合いとともに、クックッとネクタイを左右に緩めて臨戦態勢をとりますよね? あれこそが、オヤジが宴会に臨むための正しい構えなのです。
そして、いざ宴会が盛り上がってきたら、すかさずネクタイを額の位置にスライドさせ、グッと締めるようにしましょう。これが基本です。
なお、上級者のあいだでは、ネクタイの様々な結び方が開発されています。左に図示しましたので、中級以上の人はぜひトライしてみましょう。
もちろん、こうした一連の作法のためには、どんなネクタイを選ぶのかも大事です。まず、高級感で勝負したいオヤジにおすすめなのが、少々傾(かぶ)いた雰囲気のシルク素材のニットタイ。とくにボーダー柄がおすすめです。この高級感と風合い、そして華やかな柄のネクタイを頭に巻けば、かなりのアピールになります。
また、キャラクター柄のネクタイを選んで、キュートさで勝負する方法もあるでしょう。とくに舞浜方面のキャラクターとオヤジの相性には定評があるところです。
これからはじまる宴会シーズン。ぜひ正しいネクタイ選びで乗り切るようにしたいものです。

編集者・ライター。横浜生まれ。射手座のA型。 著書に『こうしてはOLEN オヤジマニュアル』(好評絶版中)、『日常生活で使ってみたい「侍」の日本語ー武士の言葉を現代に応用した実戦会話術』(ともに日本文芸社)。 12月下旬には、自ら組織した執筆団「グループ・ニヒト」による『ヨイショの技法―大人の人間関係をつくる技術』(草思社)が発売予定。
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