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萌の朱雀、千の風…日本のヒューマン・ドラマ

2007年10月11日

秋の夜長、市井の人から遠い存在の人まで、日本人のさまざまな人生模様に触れ、思いをはせてみてはいかが?

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今回取り上げているDVD

  • 萌の朱雀
    萌の朱雀
    奈良県の過疎化した村を舞台に、林業を生業とする家族の人間模様を描いた作品。一面緑に囲まれた1軒の木造民家で、つつましくも幸せに暮らす田原家の人々。村全体が交通手段確保のための鉄道建設に期待を寄せる中、一家の大黒柱である孝三(國村 隼)も自身の人生をかけていた。しかし、建設計画はとん挫。失意のうちに、孝三はこの世を去ってしまう。残された家族は、それぞれの思いをもてあましながらも人生の決断に迫られ…。一見妥当と思われるラストだが、一抹の悲しみが胸の奥に残る。河瀬直美監督はこの作品で1997年のカンヌ国際映画祭カメラドールを受賞。

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  • 千の風になって
    千の風になって
    私のお墓の前で泣かないでください――亡くなった人からの強く、温かいメッセージとして日本でも多大な反響を得た詩「千の風になって」。自身の父の死に割り切れない思いを抱える女優の木村多江が世界中を巡り、「千の風になって」の軌跡をたどる。どこで、どういった経緯を経てこの詩は生まれたのだろうか? そして世界では今、どのように人々の間に根付いているのだろうか? 日本、アメリカ、イギリス、アイルランドにその答えを求めたNHK BS制作のドキュメンタリーをDVD化。日常にある“死”について再考させられる作品。

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  • ヨコハマメリー
    ヨコハマメリー
    戦後まもなく、横浜の街に現われた美しい娼婦、メリーさん。半世紀近くの間、気品を漂わせて街を歩くさまは都市伝説となり、人々を引きつけてきた。本作品は、1995年に突然姿を消したメリーさんのその後を追い、彼女の人生や関わった人々に迫る。カメラに向かってメリーさんが慈愛に満ちた微笑をおくるラストが印象的。

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  • 太陽
    太陽
    ロシア人であるソクーロフ監督による問題作。“現人神”とされ、一人の人間として生きることを許されなかった昭和天皇“ヒロヒト”。第二次世界大戦末期における、彼の孤独と苦悩の日々を描く。天皇を演じるイッセー尾形の抑えた、しかし忠実な演技は一見の価値あり。

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  • タカダワタル的 memorial edition
    タカダワタル的 memorial edition
    2005年に急逝した伝説のフォークシンガー、高田渡の150日間に迫ったドキュメンタリー。全国各地でのライブや武蔵野の自宅など、彼のありのままの日常をあますところなく収録。「三億円事件の唄」「自衛隊に入ろう」など風刺の利いた作品の数々に、彼の人生を垣間見ることができる。タナダユキ(映画『さくらん』脚本)監督作品。

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