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森勝 金森勝広さん香り絶品 京都の七味とんがらし

森勝

金森勝広さん

まさにゼロからスタートし、現在では多くの人に愛される七味唐辛子作りを行っているのが、この森勝。ただこだわりを押しつけるだけでなく、お客様のニーズにもしっかり応えられる七味唐辛子は、風味と香りに自信あり!

七味を調合する店長。「お客さんのお好みで甘いの辛いの合わせまっせ!」が口癖
七味を調合する店長。「お客さんのお好みで甘いの辛いの合わせまっせ!」が口癖
店頭では新鮮な七味を販売。お好みの配合があれば、その場で七味唐辛子を作ってもらえる
店頭では新鮮な七味を販売。お好みの配合があれば、その場で七味唐辛子を作ってもらえる

ゼロからのスタート

 きっかけは、陶器の販売を行っていた先代の言葉。「ワシはもっと歳を取ったら、七味を売りたいんや」という、店主の父の一言であった。
 森勝の七味における販売は、なんと現在の店主が初代であるという。創業2年の若い店舗である。
 先代の他界後、陶器の販売を受け継いだ店主だが、陶磁器の知識も販売ノウハウもなく、不況の真っ直中でこれからの行き先を考えなければいけなかった。そして、思い出したのが、父のあの一言であった。あの「七味を売りたいんや!」である。
 父の言うことには何かある。きっと七味唐辛子には何かある。それに賭けてみよう! こうして、店主の挑戦は始まったのである。
 しかし、ゼロからのスタートは試行錯誤の連続であった。七味唐辛子に何が入っているかは分かっても、それを何処でどうやって仕入れたら良いのかは見当もつかない。調べることから始まった七味作り。なんとか原材料の仕入先の交渉は上手くいった。
 しかし、肝心なのは調合である。七味唐辛子は、七つの薬味を均等に合わせたのでは、その風味や独特の辛味がでるわけではない。頼りになったのは、自分の感覚。京都人としての味覚、幼い頃からの味覚の記憶だったと、店主は振り返る。

味覚の記憶と京都の味覚

 京都の七味唐辛子は、料理の淡白な薄味に合うようにと香りを大切にしているのが特徴だと店主は考える。そこで、京都の有名なお店の七味唐辛子を求め、風味・辛味を確かめることで、その美味さを再認識した。そこから、自分が作りたい味、そして、子供の頃からの記憶にある懐かしい味、毎日の食卓に添えられる七味唐辛子作りを開始したのである。
 辛味が強すぎてもダメ。香りを出そうと山椒を多く入れ過ぎると、舌がしびれてしまう。胡麻は? 青海苔は? 子供の頃に食べた、京料理にかかった七味の味は? そうやって、これまでに数え切れないぐらいの調合を繰り返した。
 そして、ついに完成したのが、この七味唐辛子である。こだわりの七味の詳しい配合は企業秘密。しかし、ここの七味唐辛子は、上品な味わいだけのものとは違い、露店で売っているような、お婆ちゃんが好みによって調合してくれたような、昔ながらの懐かしい味となった。
 森勝の七味唐辛子はこれで完成ではない。どのように変化するのか、または、維持していくのかを楽しみにして欲しいと店主はいう。
 しかし、これだけは理念として絶対に変えない。「お客さんのお好みで甘いの辛いの合わせまっせ!」である。自分の好みに合う七味、それが一番うまい七味。自分の七味、マイ七味を見つけてもらいたいというのだ。

香りと鮮度

 七味唐辛子に大切なのは、何よりも鮮度だと店主はいう。
 一般的に、密封・光の遮断が香りを保つ要素であるが、森勝では何よりも「温度」が重要であると考えている。七味唐辛子など、香りが命なものの保管には、冷凍が一番適している。だからこそ、家庭での保管にも冷凍を進めているのだ。
 また、香りを活かすために作り置きはせずに、注文が届いてから七味を合わせている。そして、新鮮な香りの良い七味唐辛子を出来るだけ早く届けたいという思いから、迅速に発送するように心がけている。
 お客の好みは、それこそ十人十色。辛いのが好きな人、苦手な人、健康上刺激物は駄目な人、その一つ一つの要望に対応できるようにと、好みの辛さを伺うことを店主は決して忘れない。
 そんなこだわりを持っているからこそ、お客さんの反応も若い店舗とは思えないほど、上々だ。「香りがすごく良いです」という声を始め、「夏場食欲がない時七味をかけたら食欲が沸き、なんとか乗り切りました」や「懐かしい京都の七味の香りに涙が出ました」など、感謝の声も少なくない。中には、「やっと、美味しい唐辛子が見つかりました」や「こんなに辛い唐辛子は初めてです」に「辛いのに美味しいから、ファンになりました」など、購入者の反響は色々だ。
 たかが唐辛子、食卓の脇役。けれどその唐辛子が、ここまで人々に感動を与えていることを見逃すわけにはいかない。

自分で行い、自分の言葉で伝え、インパクトを与える

 何事も自分でやらないと気がすまないタチなのだという店主。それは商品だけに止まらず、売り場となるホームページ作りに関しても同じことのようだ。自分の考えや経営信念をお客様に伝えたいという思いから、ページ作りは自分で行う。
 また店主は、お客さまに伝えたいことや共感を得て欲しいことは、すべて、自分自身の言葉で伝えるように心がけている。ホームページやメールに度々登場する、京都弁や語りかけるような話し言葉はそのためだ。web上であるのに、あたかも実際に店先でやりとりしている様な気分になるだろう。
 楽天というショッピングモールの中には、何千、何万とある店舗が存在している。そんな中では、森勝というブランドは、まだまだ駆け出しの店舗。だからこそ、店主は「インパクト」をお客さんに与えたいと願っている。見やすいページや綺麗なページは数あるけれど、一目見て「何だ?」と思うような、まるで実際の店舗にふと足を止めるような、サイトを作っていきたいと考えている。
 店主の人柄を表すような、素朴ながらも香りと味わい豊かな七味唐辛子、そして商品への愛情が随所に見え隠れするサイト。是非、買い物ついでにフラリと立ち寄るような気分で覗いて頂きたい。

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