カーナビメーカー各社が、自転車用の小型ナビを相次いで投入している。自転車で街を散策する「ポタリング」人気の高まりを受け、ナビの用途を広げようと懸命だ。25日にはパイオニアが初参入。競争が激しくなりそうだ。
パイオニアが発表した自転車専用の「ポタナビ」は、2.4型の液晶画面をつけた小型ナビ。ハンドルの間に取り付けて使う。携帯電話回線でネット接続して走行ルートの気象情報を表示。走行予定時間に合わせて往復できる範囲を地図上に示す機能もつけた。
持ち運びができる小型ナビは、固定式ナビが少ない軽乗用車を中心に浸透してきた。同社はポタリング愛好者が国内に300万人いると見こみ、市場拡大を狙う。2月に発売予定で、市場想定価格は約4万円。販売目標は2015年に世界で100万台と強気だ。小谷進社長は「新商品で若者など幅広い年齢層のパイオニアファンを作る」と意気込む。
競合メーカーもポタリング人気を見逃さない。パナソニックも11月、同社初の自転車用ナビ「ゴリラ CN―MC01L」(想定価格約4万円)を発売する。防水機能をつけ、走行速度や消費カロリーが表示できる。ソニーが6月に発売した「ナブ・ユー NV―U37」は、ルート選択時に勾配が緩い道路を優先したり、交通量の多い幹線道路を避けて案内したりする機能が人気だ。自動車の運転時にも使えるが、購入者の半数以上が自転車で使っているという。