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< 第30回朝日アマ名人戦 三番勝負第2局 >
先手 ▲ 山田洋次  (挑戦者)〈1敗〉   対   後手 △ 加藤幸男  (第29期名人)〈1勝〉

一石三鳥の手

2007年06月22日

 ふたりは共に立命館大学の出身で学生棋界で活躍した。ただ7歳の開きがあるので現役時代に対局したことはないと先輩の山田さんはいう。加藤さんは学生名人、アマ竜王などの実績を持っており、昨年は「朝日アマ名人を取ります」と宣言した通り、本棋戦全国大会で見事優勝し、朝日アマ名人の座に就いた。

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△7四金まで 棋譜

125〜158手

  1. ▲6三桂成
  2. △6五金
  3. ▲同 銀
  4. △同 角
  5. ▲4七歩
  6. △9九飛成
  7. ▲6六角
  8. △6九竜
  9. ▲5四歩
  10. △同 飛
  11. ▲6四金
  12. △5七飛成
  13. ▲同 角
  14. △9二角
  15. ▲4一飛
  16. △5五香
  17. ▲8四角
  18. △5八銀
  19. ▲6五歩
  20. △4九銀成
  21. ▲同 金
  22. △5八香成
  23. ▲3九金
  24. △4九金
  25. ▲4八銀打
  26. △2五桂
  27. ▲5九歩
  28. △3七桂成
  29. ▲同 玉
  30. △4八成香
  31. ▲同 金
  32. △5九竜
  33. ▲4九金
  34. △同 竜

指了図・△4九同竜まで

棋譜

 図の△7四金が優位を不動のものにした。遊び金を活用し、眠っていた△9二角をよみがえらせる。▲6二角の筋も避けて「一石三鳥」の手だ。▲6三桂成に△6五金は加藤さん待望の一手。山田さんが前譜で▲4五歩を逸したツケは大きい。

 丁々発止の応酬が続いて▲4一飛となったが、先手は歩のほかに手駒がないのが痛い。延々と続く攻防で共に持ち時間の90分を使い切り1分将棋になっている。

 △4九金に対する▲4八銀打は根性の一手。この辛抱が実を結ぶか。加藤陣もすそ開きだけに楽観は出来ない。

(玉虫)

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