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< 第30回朝日アマ名人戦 全国大会決勝 >
先手 ▲ 山田洋次  (南関東)   対   後手 △ 菊田公毅  (南東北)

小ワザが光る

2007年06月14日

 本局の記録係は、この4月に女流棋士になった熊倉紫野さん。昨年度後期の女流育成会で11戦全勝だった。今後の活躍が大いに期待される。

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△1五同香まで 棋譜

45〜70手

  1. ▲8九飛
  2. △1七香成
  3. ▲1九飛
  4. △1三香
  5. ▲8九飛
  6. △2八成香
  7. ▲1二歩
  8. △1七香成
  9. ▲1一歩成
  10. △3三桂
  11. ▲2五桂
  12. △同桂
  13. ▲同銀
  14. △2七成香寄
  15. ▲5七玉
  16. △2六成香
  17. ▲3四銀
  18. △3六成香
  19. ▲4七銀
  20. △3七成香
  21. ▲1二と
  22. △3四銀
  23. ▲同歩
  24. △4一玉
  25. ▲5五歩
  26. △3五桂

指了図・△3五桂まで

棋譜

 図の△1五同香に対して、▲8九飛の早逃げが地味な好手。△1七香成に▲1九飛で△1三香を誘ったのも連続技。菊田選手、ここに香を使うのは本意ではないが△1八歩ではあとが続かない。

 山田選手にしてやられたように見えたが、これから菊田選手も本領を発揮する。本棋戦は初出場ながら、アマ強豪たちの評価は高く、決勝進出も順当と見られていた。中学3年のとき、中学生名人戦で優勝。さらに社会人となってから腕に磨きをかけた。出身は兵庫県で、中学生のときは愛媛、大学は東京、そして今は仙台市に住む。

 1筋で攻め合いとなった。▲1二歩に△2二玉は▲2五桂がピッタリの攻めになる。桂を交換して▲2五同銀。ここで△2七成香寄が不気味だ。

 山田選手はひと足早く▲5七玉。菊田選手は「急がば回れ」で△2六成香と銀を追い立てる。

(玉虫)

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