3月30日に指された「第2回電王戦」第2局で、現役棋士が公式の場で初めてコンピューターに敗れた。検討する棋士たちの形勢判断が二転三転する大熱戦だった。
序盤はソフト「ポナンザ」の作戦が消極的で、佐藤慎一四段だけ飛車先の歩を交換できた。だが佐藤はその得を生かしきれないまま、難解な中盤を経て終盤戦に突入した。
図はポナンザが▲4四金と打った局面。先手の攻めが続くかどうかギリギリだ。
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朝日新聞将棋取材班
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