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【深松真司】将棋のプロ棋士5人と五つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第2回電王戦」は、ソフト側の3勝1敗1分けで幕を閉じた。急速な進歩を強烈に印象づけ、今後の将棋界に変化をもたらそうとしている。
タイトル戦並みに注目された電王戦は、開発者の一人が予想した「コンピューターの全勝か4勝1敗」に近い結果に終わった。プロ側は第1局で快勝したが、第2、3局はソフトの精密な終盤力に屈し、第4、5局もソフトの強攻をとがめきれなかった。
日本将棋連盟の谷川浩司会長は会見で、「プロにとっては厳しい現実を突きつけられた」と総括。コンピュータ将棋協会の滝沢武信会長は「プロの実力に近づいたなという思いはある」と話した。
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朝日新聞将棋取材班
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