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<  第6回朝日杯第37局1  > 本戦決勝 ▲渡辺明竜王―△菅井竜也五段

渡辺が初優勝

対局日:2013年2月9日

第1図:  拡大  

第2図:  拡大  

第3図:  拡大  

第4図:  拡大  

第5図:  拡大  

第6図:  拡大  

参考図:  拡大  

■大盤解説会場での感想戦

 44手目△5三歩(第1図)…この手で△9二香は、▲5四歩△同金▲5五銀右△同金▲同銀△3五歩▲同歩△同飛▲9五歩△同歩▲8五桂で先手よし。「後手が穴熊に組みづらいのでまずまずの展開かと思った」(渡辺明竜王)

 46手目△7四歩(第1図から▲5七角の次の手)…「△9二香は▲3五歩と突かれて後手自信がない」(菅井竜也五段)

 72手目△3一飛(第2図。3二の飛を引いた)…敗着。代えて△6四歩は▲5四歩△同金▲5五銀左△同金▲同銀△6五歩に▲4三金で先手よし。△4三金は▲2四歩△同歩▲5四歩が菅井はイヤだったが、△同金▲5五銀左△5三金▲5四歩△4三金▲6四歩。「これは決まらない可能性もある。終始模様がよいと思ったが、だんだん(よさが)なくなってきたので内心では焦っていた」(渡辺)

 ▲2四歩(第2図の次の手)…「はめられたのかと思って疑心暗鬼だった」(渡辺)。「△3一飛と引いた理由はそれなりにあったが、▲2四歩をうっかりしたのをずっと後悔した」(菅井)

 76手目△4五歩(第2図から▲2四歩△同角▲2二歩の次の手)…△3三桂は、▲2四飛△同歩▲4二角△4一飛▲5三角成△3九飛▲5四歩で先手よし。

 88手目△5八歩(第3図)…△3一飛成には「▲3二歩△5一竜▲5四歩のつもりだった」(渡辺)。

 94手目△2三角(第4図)…この手に代えて△8九角は、▲6八玉△3八飛成▲5八金△7八角成▲同玉△5八竜に▲6八金で先手勝ち。

■控室での感想戦

 42手目△7一銀(第5図)…△7四歩は▲5四歩△同金▲5五銀右△同金▲同角△7三銀左▲4三金△1二飛▲4四角で先手よし。

 48手目△8四歩(第1図から▲5七角△7四歩▲4八角の次の手)…△1四歩は▲3七角△8四歩▲5七銀△7三銀(△7三桂は▲6六銀で本譜に合流しそう)▲4六角が一例で先手十分。「穴熊がなくなったわけではないので、先手は常に何か動きを見せないとダメ。組まれちゃうといきなり視界が悪くなる」と渡辺。△8四歩に代えて△9二香は、▲1五角△3三金▲同角成△同角▲4三金と強攻すれば、後手玉が不安定なので先手十分。

 61手目▲3七桂(第6図)…「反射的に跳ねたが、キズが生じたので一長一短。単に▲5七角と引き、▲7五歩を狙うほうがよかったかもしれない」と渡辺。

 72手目△3一飛(第2図)…△1四歩と突き、▲3六飛に△3一飛と引かなくてはいけなかった。

 74手目△2四同角(第2図から▲2四歩の次の手)…△2四同歩は▲2二歩△3三桂▲2四飛△4五桂▲2三飛成△3七桂成▲2一歩成△3三飛▲2二竜△5二金▲3七角△3五飛▲3八歩△5一歩(参考図1)。「金が5二で頑張れるので、まだこちらだった」と菅井。渡辺は「模様のよさが最後まで残ったのが幸いだった」と語った。

(小暮克洋)

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