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第66期名人戦・順位戦

挑戦権争うA級棋士に聞く「名人とは」

郷田真隆九段(36)=1位

別格の存在
 「永世名人をはじめ名人には、これまで将棋の歴史を作った人がなっている。別格の存在です」
 90年四段、92年に最低段位(四段)で王位獲得。99年にA級に上がるも2度降級。05年に3度目の昇級を果たし、今年初挑戦。現在5期目。

谷川浩司九段(45)=2位

羽生善治三冠(36)=3位

伝統と格式
 「ゴルフだとマスターズ、テニスだとウィンブルドン。伝統と格式がある特別な存在です」
 85年四段。93年、A級に昇級し15期目。96年に七冠制覇。名人4期を含めタイトル獲得は通算66期。現在、王位、王座、王将を保持している。

佐藤康光二冠(37)=4位

神の領域
 「一言でいえば神の領域。ここ数年、遠ざかる感があるので少しでも近づくよう精進したい」
 87年四段。96年にA級昇級。98年に名人位を獲得し、翌年防衛。昨年、棋聖5連覇を達成し「永世棋聖」の資格を得る。3月に棋王位も獲得。

丸山忠久九段(36)=5位

勢いと試練と
 「棋士になって挑戦者になるまで最低5年かかる。勢いだけでなく時の試練に耐えなければならない別格のタイトル」
 90年四段、98年にA級に上がり、00年に名人位獲得、翌年防衛。現在10期目。棋王1期含め、タイトル獲得通算3期。

藤井猛九段(36)=6位

七番勝負出たい
 「低段のころは縁がないと思っていたが、いまは挑戦を争える。とにかく七番勝負に出たい」
 91年四段、01年にA級に昇級し現在7期目。98年から「竜王」を3連覇。優勝7回。升田幸三賞受賞の「四間飛車藤井システム」で知られる。

久保利明八段(31)=7位

将棋界の頂点
 「将棋の道を志した時から目標であり、あこがれの対象。将棋界の頂点というイメージが強い」
 93年四段、03年にA級にあがり、現在5期目。00年度の棋王戦、01年度の王座戦で挑戦者。NHK杯で優勝。日本シリーズで準優勝2回。

三浦弘行八段(33)=8位

だれもが夢見る
 「棋士を目指した子どものころから、だれもが夢見る存在。挑戦を争う場にいるが、『こんなに遠いものか』と感じる」
 92年四段、01年にA級にあがり、現在7期目。96年に羽生七冠を破って棋聖位を獲得。優勝はNHK杯など2回。

木村一基八段(34)=9位

永遠のあこがれ
 「永遠のあこがれの存在。挑戦権を争う実感がわかない。ただ一生懸命頑張るだけです」
 97年四段、06年度B級1組順位戦で9勝3敗の好成績をあげ、初のA級昇級。05年、竜王戦で挑戦者。通算勝率はA級で2人しかいない7割超え。

行方尚史八段(33)=10位

遠く、高い壁
 「将棋界の歴史そのものでいまだ遠い存在。やっとA級にたどりついたが、壁はより高く感じる。だからこそやりがいもあり、頑張りたい」
 93年四段、昨年度のB級1組順位戦で8勝4敗の成績で初のA級昇級。優勝1回。

◇     ◇

挑戦受ける森内俊之名人(36)

写真持続力・総合力問われる
 「A級順位戦は他の棋戦と違って長丁場。瞬発力よりも持続力や総合力が問われる。好調を維持するというよりも、調子が悪い時期をいかに少なくするかが勝負です。出だしも肝心で、先行した方が有利。最初に負けが込むと精神的に追い込まれてしまう。今期A級は新参加が2人いて、竜王戦ランキング戦1組で優勝した木村さんが気になる。ダークホース的な存在になると思います。
 私もこの1年は、他の棋戦で恥ずかしくない成績を残していきたい。来年はまた最高の状態で臨みたいと思っています」
 87年四段、95年にA級昇級。02年に名人を奪取し初タイトル。翌年失冠するも、04年に奪回し今年まで4連覇、通算5期で「永世名人」の資格を得る。竜王、棋王、王将などタイトル通算8期、優勝12回。名人・A級は連続13期。

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