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将棋界初の「アマ名誉九段位」 名古屋市・堀田さん

2011年9月3日

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 将棋の段位はプロは九段が最高位。一方、アマチュアはこれまで八段が最高位だった。段位を認定する日本将棋連盟が7月、愛知県名古屋市東区の堀田正夫さん(87)に初の「アマチュア名誉九段位」を授与した。将棋界への長年の貢献が評価された。

 最も大きな功績は、それまで愛知県内にいくつかあった支部をまとめ、1970年に同連盟東海本部(現東海普及連合会)を設立するのに尽力したことだ。地域での普及活動の礎となった。その後、1995年から2002年まで県支部連合会会長を務めた。

 子どものころ、父の影響で将棋を覚えた。約80年にわたって続ける将棋の魅力は「うまくなる度、前は分からなかった一手の意味が分かること」。将棋を楽しむ状況ではなかった戦時中も、頭の中に棋譜を描いたほどだ。戦後、本業の不動産管理業のかたわら、棋士の故・板谷四郎九段に師事、ほぼ毎日将棋盤に向かった。実力は「県代表レベル」とプロのお墨付きがつく。

 堀田さんの妻は「何をするにも、(先を読んで)逆算して行動する人。将棋のおかげなのかな」。

 02年には、棋戦の運営や青少年への普及などを通じて将棋界に尽くしたとして、十五世名人の名を冠した大山康晴賞を受賞、名誉八段にも認定された。

 アマの場合、強さを示す段位は七段まで。堀田さんは56歳で六段に昇段後、七段を飛ばして名誉八段になった。そして今回の名誉九段。「三つもげたをはかせてもらいました」と笑顔で話す。

 テレビゲームや携帯ゲームの時代。将棋は大丈夫ですか。

 「何にも心配していません。こんなに面白いゲームがなくなるはずがないから」(竹下由佳)

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