36手目まで
31手目まで
25手目まで
15手目まで
将棋名人戦の第2局で第一手を指す挑戦者の羽生善治二冠。左は森内俊之名人=22日午前9時、堺市堺区、西畑志朗撮影
◆一触即発のまま1日目終了
午後6時38分、羽生挑戦者が37手目を封じて1日目を終えた。2日目は23日午前9時から再開される。1日目の消費時間は羽生挑戦者3時間54分、森内名人4時間23分。
羽生挑戦者の意表の仕掛けで険しい局面になったが、▲3五同銀の進出に森内名人は△5四銀と自重した。△3四歩と打てば、一気に激しくなる可能性があったが、嫌な変化があったのだろう。
1日目の指了図は、先手が主張を通したとの見方がある。後手の8筋の飛車筋が通っているだけに、一触即発の局面といえそうだ。
対局の指し手は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で詳報中。
◆羽生挑戦者、驚きの仕掛け
駒組みが続くかと思える展開から、31手目に羽生挑戦者が驚きの仕掛けを敢行した。途中図の▲3五歩がその一手。25手目に▲3五歩から1歩を交換したばかりなのに、△6三銀に対してまた合わせたのだ。△3五同歩▲同銀△3四歩と進んだ場合、銀を引く手はないので攻め続けるしかない。
一例は▲8三歩△同飛▲2四歩△3五歩に▲5六角と打ったり、▲2三歩成と踏み込んで、△2七歩▲4八飛△2三金▲5六角、といった攻め合い。詳しくは有料中継を見ていただきたいが、早くも勝敗を左右する勝負所に突入した。森内名人は大長考に沈んでいる。
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◆対局再開
午後1時半に対局が再開。報道陣が見守るなか、△3五同歩▲同銀と進行。その後、△3四歩▲4六銀△6三銀と比較的早く進んでいる。
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◆羽生挑戦者が積極策
午後0時半になり、昼食休憩に入った。第1局は1日目で29手(封じ手含む)しか進まないスローペースだったが、本局は早くも25手(途中図)まで進んでいる。
「1手損角換わり」に誘導した森内名人に対し、羽生挑戦者は「早繰り銀」の積極策に出た。飛車先を交換した森内名人に対し、間をおかずにすかさず▲7七桂。A級順位戦の最終局で、降級の危機にあった佐藤康光二冠が木村一基八段に指した構想で、時間の使い方から見て用意の作戦だろう。羽生挑戦者が▲3五歩と早くも仕掛け、緊迫した展開になっている。
朝日新聞解説の久保利明八段は「▲7七桂では▲7七角の実戦例が多いが、あえて少ない方を選んだからには、『指せる』という思いがあるのでしょう。早いペースですが、実戦例から離れたところで長考の応酬になると思います」
持ち時間各9時間のうち、消費時間は羽生挑戦者1時間50分、森内名人1時間26分。
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◆対局室は明治時代の名建築
堺は千利休を生んだ地。対局室の茶室「伸庵(しんあん)」は世界最大級の墳墓、仁徳天皇陵古墳に隣接した大仙公園内にある。明治時代の茶室建築の粋を集めたといわれる名建築で、国の登録文化財だ。名人戦では、97年4月の第55期名人戦第1局が指された。挑戦者の谷川浩司竜王(当時)が羽生名人(同)を破って、十七世名人の資格を勝ち取った歴史的なシリーズだ。谷川九段は今対局の立会人を務めている。
堺は、明治から昭和にかけて活躍した棋士、阪田三吉の生誕地でもある。関根金次郎十三世名人、木村義雄十四世名人との激闘は将棋史を彩る。偉大な先人の功績を記念し、堺市は将棋の普及に力を入れている。春に開かれている阪田三吉名人杯将棋大会は、多くの将棋ファンでにぎわう全国有数のアマ大会だ。同市堺区の市立人権ふれあいセンターにある「阪田三吉記念室」には、将棋盤や駒など、ゆかりの品々が展示されている。
午前10時半現在、15手まで進んでいる。後手番の森内名人が1手損角換わりに誘導した。
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◆第2局始まる
森内俊之名人(37)が羽生善治二冠(37)に先勝して開幕した第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第2局が22日午前9時、堺市の茶室「伸庵(しんあん)」で始まった。両対局者に加え、立会人の谷川浩司九段、記録係の牧野光則三段も和服の正装。谷川九段が対局開始を宣言すると、先手の羽生挑戦者は▲7六歩と角道を開けた。森内名人は△3四歩と応じた。持ち時間は各9時間の2日制で、23日夜に終局する予定だ。
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