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羽生挑戦者、37手目を封じる 将棋名人戦第2局1日目

2008年04月22日

 森内俊之名人(37)が羽生善治二冠(37)に先勝して迎えた第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第2局が22日午前9時、堺市の茶室「伸庵(しんあん)」で始まり、同日午後6時38分、先手の羽生挑戦者が37手目を封じて1日目を終えた。23日午前9時に再開する。持ち時間各9時間のうち、消費時間は森内名人が4時間23分、羽生挑戦者は3時間54分。

 注目された名人の後手番対策は「一手損角換わり戦法」。これに対して、挑戦者は攻めの姿勢で臨んだ。19手目先手4六銀と攻勢を示したのに続き、23手目先手7七桂は、3月にあったA級順位戦の佐藤康光二冠対木村一基八段戦で佐藤二冠が指した新手を意欲的に採用したもの。

 第1局は1日目で28手しか進まない異例のスローペースだったが、本局は昼食休憩までに25手進んだ。ところが、対局再開後は一転、ペースダウン。30手目の後手6三銀からはプロ棋士の公式戦では前例がない未知の局面となり、互いに長考する場面が増えた。名人は後手6三銀〜後手5四銀と右銀を活用し、中央を手厚く構える。挑戦者は2、3筋で攻めを続けた。

 解説の久保利明八段は31手目の先手3五歩を「さらに攻め続けようという意欲的な手」と語る。指了図の局面について「攻めるという挑戦者の主張は通った。ただ、優劣の判断は難しい。今後は、先手後手ともに8筋に歩を打つ筋があり、そこでの攻防が見どころになるでしょう」と話した。(佐藤圭司)

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 対局場に隣接する堺市博物館では22日午後、副立会人を務める久保利明八段と山崎隆之七段による大盤解説会が開かれた。関西を代表する人気棋士が登場するとあって、1日目にかかわらず延べ130人のファンが訪れ、熱心に聴き入った。

 解説会の途中で羽生挑戦者が意表の仕掛けを敢行。「ここまで激しくなるとは」と久保八段が話すと、山崎七段は「今日のお客さんはラッキーです」。軽妙なやりとりに会場は盛り上がった。

 初段の腕前という同市内の市立旭中2年の甲斐雅大君(13)は「速い展開で楽しめました」と話した。

 2日目の大盤解説会は、23日午前11時〜正午、午後2〜3時、午後6時40分〜終局(時間は予定)。久保八段、山崎七段が解説。定員100人(先着)。無料。

 東京・築地の朝日新聞東京本社2階読者ホールでも23日午後6時〜終局、近藤正和六段が解説。聞き手は鈴木環那女流初段。無料。

 ほかに、東京・千駄ケ谷の将棋会館などでも開かれる。

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