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羽生挑戦者勝ち、1勝1敗に 将棋名人戦第2局

2008年04月23日

 第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第2局は、23日朝から堺市の茶室「伸庵(しんあん)」で2日目が指し継がれ、午後8時52分、挑戦者の羽生善治二冠(37)が森内俊之名人(37)に111手で勝ち、シリーズ成績を1勝1敗のタイに戻した。持ち時間9時間のうち、残りは名人1分、挑戦者10分。第3局は5月8、9の両日、福岡市で。

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2日目終了図(111手まで)

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前日封じた手を盤上に再現する羽生善治二冠(左)と封じ手を見せる谷川浩司九段。右は森内俊之名人=23日午前9時、堺市

 立会人の谷川浩司九段が封じ手を開封し、午前9時に2日目が始まった。挑戦者の封じた37手目は、攻めの拠点を築く先手3四歩。挑戦者は1日目に続いて攻めの姿勢を崩さず、名人は攻防両にらみの玄妙な手で応じる。

 昼食休憩後も、難解な中盤戦が続き、互いに長考を繰り返した。両者がみせた堺市出身の阪田三吉名人・王将さながらの緩急織り交ぜた指し回しは、現地で開かれた大盤解説会に集まった満員の聴衆も魅了した。

 それぞれに意表を衝(つ)く手を放ちながらも、谷川九段によると「微妙にずっと均衡が取れたまま」の形勢が続き、午後6時から30分間の休憩時間に。再開後は、挑戦者が攻めきるか、名人が受けきるか、ギリギリの攻防が続き、最後は挑戦者が攻めきった。

 終了図で後手玉は受けが無く、先手玉も詰まない。

 解説の久保利明八段は「両対局者の持ち味が良く出た熱戦。羽生挑戦者は、形にとらわれない柔軟な発想が素晴らしかった。森内名人の正確な読みに裏打ちされた受けも見事でした」と話した。(佐藤圭司)

     ◇

 羽生挑戦者の話 ずっと難しく、分からない将棋だったが、仕掛けた以上はどんどんいこうと思った。8二飛と打って初めて良くなった。

 森内名人の話 じわじわ苦しくなったような感じで、大きなチャンスはなかったようだ。(タイになり)また一からのつもりで頑張りたい。

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