現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 将棋
  4. 名人戦・順位戦
  5. 記事

森内俊之名人「自分が試される舞台。やりがいある」

2008年4月7日15時48分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真森内俊之名人

 羽生さんのA級順位戦の戦いぶりには、勝ち抜く強い意志を感じました。相手の得意形に飛び込んで勝機を見いだす強い勝ち方で、かつて頂点に上り詰めていった時と共通した雰囲気を感じる。昔はミスがなかったが、最近はミスが出てもひきずらない。踏み込みも鋭くなってきている。自分が試される舞台。やりがいがありうれしいです。

 読みの速さと正確さでは羽生さんがまさっているので、相手の強みが生きる展開は避けたい。持ち時間が残り1〜2時間の段階で非勢だったり、具体的なリードがみえなかったりすると苦しいですね。今回は1日目の封じ手の時刻が遅くなり、1日目に局面の方向性を決める決断を迫られる場面も増えそう。入念な準備をして挑みたい。

 名人戦では2連敗後2連勝ですが、前回は3年前でこれまでの成績は参考にならない。羽生さんの永世名人が話題になりますが、盛り上がる要因になればうれしいこと。敵役になれればいいな(笑い)。昨年度は対局数が少なく、数字も良くなかったが、これ以上悪くはならないと思っています。

 前期は大きな仕事ができましたが、また新たな気持ちを自分の中で出していきたい。今後の棋士人生を考えても、意義が大きいシリーズ。悔いが残らないように戦いたい。

     ◇

 もりうち・としゆき 横浜市生まれ。87年に16歳でプロ四段昇段。89年、18歳で全日本プロ将棋トーナメント優勝。02年に初タイトルの名人位を獲得した。翌03年春に失冠するも同年末から04年春にかけて、羽生善治四冠(当時)から竜王、王将、名人を奪い三冠王に。昨年の第65期名人戦で4連覇を果たし、通算5期獲得で永世名人(十八世名人)の資格を得た。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内