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将棋名人戦第3局第2日目ダイジェスト

2008年05月09日

◆森内名人の大ポカ

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途中図(141手まで)

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途中図(131手まで)

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終了図(164手まで)

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途中図(81手まで)

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途中図(65手まで)

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途中図(59手まで)

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封じ手用紙

 信じられない逆転につながった局面をご覧いただこう。141手目の▲9八銀(途中図)がそれ。△8六桂と王手で跳ばれ、森内名人は頭を抱える。▲8三玉に△9八桂成と、打ったばかりの銀を取られてしまった。これで完全に逆転したわけではないが、流れは一気に羽生挑戦者に傾いた。

 対局の指し手や詳しい解説は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で伝えます。

◆羽生挑戦者が大逆転で2勝目

 第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第3局は9日午後9時39分、挑戦者の羽生善治二冠(37)が森内俊之名人(37)に164手で勝ち、対戦成績を2勝1敗とした。名人のポカで、挑戦者が「50年に一度」という逆転勝利をおさめた。持ち時間9時間のうち、残りは名人1分、挑戦者5分。第4局は20、21の両日、名古屋市で。

◆延々粘る羽生挑戦者

 午後9時になり、131手目の▲8五玉(途中図)まで進んでいる。依然として森内名人が優勢だが、一時期よりは差がつまっている。羽生挑戦者は控室のプロが驚く粘りの手を連発。まだ低段時代、信じられない逆転劇を何度も演じてきたが、その再現はありえるのだろうか。

◆森内名人優勢

 午後7時20分すぎ、82手目の△2四角(途中図)まで進んでいる。名人の手厚い指し回しが光り、はっきり先手良しとの評判だ。耐えに耐える羽生挑戦者だが、ここからの逆転は相当難しそうだ。

 これまでのところ、森内名人の強さが際だっている。

◆ようやく開戦

 午後5時半ごろ、羽生挑戦者が△3六歩(64手目)と仕掛けてようやく戦いが始まった。辛抱に辛抱を重ねた末の開戦だが、1手前の森内名人の▲9七角で、▲7四歩〜▲7五銀の「完勝コース」が見えているため、仕掛けるよりない局面でもある。

 午後6時、65手目の▲3六同歩(途中図)の局面で30分間の休憩に入った。残り時間は、2人とも1時間程度。

 名人は一貫して押さえ込みの方針。このまま勝つようなら、名人の会心譜になる。

◆我慢比べ

 午後4時半になろうとしている。局面は59手目の途中図(▲7八玉)まで進行。いつ仕掛けるかと思われた羽生挑戦者がじっと我慢して囲いを構築。その間、森内名人は▲8六歩〜▲8五歩と伸ばし、上部に厚みを築き上げた。いまだに戦いが始まらない。

 消費時間は互いに2時間程度。名人戦らしい息の長い戦いとなりそうだ。

◆対局再開

 午後1時半、対局が再開された。

◆挑戦者の考慮中に昼食休憩へ

 午後0時半、羽生挑戦者が46手目を考慮中に昼食休憩に入った。午前9時の2日目開始以降に指されたのは実質たったの7手(封じ手を除く)だが、両者の対局では、このくらいのペースは「普通」なのだろう。

 途中図(45手目)は名人が▲6八玉と上がった局面。羽生挑戦者の側はすでに△3五歩と突いてしまっているため玉を固めにくい。どのような仕掛けを思い描いているのだろう。

 消費時間は森内名人5時間33分、羽生挑戦者6時間2分。対局は午後1時半に再開する。

◆羽生挑戦者に驚きの一手

 40手目、羽生挑戦者の△5五角が控室のプロをうならせた一手。この角は必ず後で引くことになり、単なる手損に終わるかもしれない。特に狙いが見えず、プロがまったく考えない手で、「羽生さんにしか指せない」という。形勢が苦しいとみて、並の手段では勝てないとみたのだろう。

 控室の評判は森内乗りだ。

◆封じ手用紙

 羽生挑戦者が封じ手「△5三銀」を記した用紙が写真だ。6二にある銀に赤鉛筆で○印を書き込み、矢印で5三へ移動させている。左は用紙を入れた封筒(裏面)。開け口に、森内名人、加藤立会人、羽生挑戦者の3人が厳重にサインをしている。表面には両対局者、加藤立会人、副立会人2人の計5人の署名がされている。

 なお、将棋界では封筒を2通作成。立会人と対局場(ホテル・旅館)が別々に保管している。万が一を考えての万全の保管方法だ。

◆2日目始まる/封じ手は△5三銀

 福岡市中央区のJALリゾートシーホークホテル福岡で8日始まった第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第3局が9日午前9時に再開され、2日目の戦いに入った。羽生善治挑戦者が前日封じた一手は△5三銀。検討陣の予想の一つだった。次に△6四銀からの進出を狙っている。羽生挑戦者としては局面が収まってしまうと苦しいので、早い展開にしたいところだ。

 森内俊之名人は15分近く前に対局室に姿を見せ、続いて挑戦者が対座した。8時50分、両者は一礼して盤上に駒を並べ、記録係の真田哲章初段の棋譜読み上げに続いて、ゆっくりと前日の37手目までを盤上に再現した。立会人の加藤一二三・九段が封じ手を開封。「封じ手は5三銀です」との宣言を終えて、9時を迎えた。

 対局の指し手や詳しい解説は有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)で伝えます。

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