(途中図)31手目まで
(途中図)29手目まで
(途中図)24手目まで
(途中図)15手目まで
(途中図)8手目まで
◆森内名人が32手目を封じ、1日目終了
午後6時半、一手も進まないまま封じ手の時刻を迎え、森内名人が32手目を封じて1日目を終えた。名人が封じ手に費やした時間は1時間29分。その前の手にも1時間11分の長考だった。羽生挑戦者も48分、1時間7分の連続長考。神経を使う展開だけに、長考の応酬が続いた。持ち時間各9時間のうち、消費は挑戦者3時間38分、名人4時間34分。2日目は午前9時から再開される。
1日目から濃厚な指し手の応酬だった。詳しい指し手と解説は、有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)をご覧いただきたい。
◆進まぬ指し手
午後5時半をすぎて、途中図(31手目)の▲5八金まで進んでいる。午後に入って6手しか進まないスローペース。焦点は名人が△5四金の意思を貫徹し、押さえ込めるかどうか。その趣旨を生かす指し手として△6四歩が検討されている。次に△6五歩と伸ばせれば十分なので、▲5六歩△6五歩▲5五銀から金と銀を交換して、△3九角から馬を作る展開が一例だ。名人が熟考に沈んでいる。
◆難解、スローペース
午後3時20分現在、途中図(29手目)の▲6六銀まで進んでいる。すでに定跡がなく、構想力が問われる難解な局面とあって、スローペースで進んでいる。森内名人が△5四金を生かせる展開に進められるかどうか。
◆昼食休憩に
12時半、途中図から羽生挑戦者が▲4六歩と指した局面で1時間の昼食休憩に入った。
持ち時間各9時間のうち、消費は挑戦者1時間27分、名人1時間48分。
◆名人に「驚きの一手」
正午前、名人に驚きの一手がでる。途中図(24手目)の△5四金だ。4三の金を力強く前線に進出した。控室では△7二飛から矢倉に組む構想が有力視されていた。このシリーズは名人の意欲的な指し手が目立つ。これまで記者は、何度も「名人驚きの一手」という表現を使ってきたが、またしても書くことになった。
前回の更新からも意外な展開。▲6五角からの変化を記したが、羽生挑戦者は最終手の▲7五金ではなく▲7五歩と指した。すでに前例がない力戦だ。構想力が問われる展開となっている。
◆早くも乱戦の様相
午前11時を前に、羽生挑戦者が▲6五角(途中図、15手目)と打ち下ろした。4三と8三への角成りを見せた手で、以下は△7四角▲4三角成△5二金右▲同馬△同金▲7五金が進行の一例。
挑発したのは森内名人。1手前の△2二飛で△4二飛なら角打ちがなく無難だが、強気に△2二飛。羽生挑戦者も最強の▲6五角で応じた。乱戦だが前例もあり、駒組みが注目される。
◆「後手一手損角換わり」戦法に
対局開始から30分で、8手目(途中図)の△2二銀まで進んでいる。後手番の森内名人の作戦が注目されたが、早々と角を交換。第1局、第2局に続いて、後手番の「一手損角換わり」の展開に進んでいる。わざわざ後手が手損をするこの戦法、アマチュアには分かりにくいが、定跡があまり整備されていない展開に持ち込み、先手に簡単に主導権を握らせないのが狙い。序盤の一手一手に神経を使うことになりそうだ。
◆名人戦第4局始まる
森内俊之名人(37)に羽生善治二冠(37)が挑戦している第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第4局が20日午前9時から、名古屋市西区のホテル「ウェスティンナゴヤキャッスル」で始まった。ここまで森内名人1勝、羽生二冠2勝。第3局を劇的な逆転で制した羽生二冠がタイトル奪取にあと1勝と迫るか、後手番ながらも森内名人が勝って星をタイに戻すか、注目の一番だ。先手番の羽生挑戦者が▲7六歩と角道を開け、森内名人は△3四歩と応じた。
持ち時間各9時間の2日制で、21日夜に終局する見通し。立会人は桐山清澄九段。