終了図(109手目まで)
87手目まで
67手目まで
61手目まで
56手目まで
挑戦者の羽生善治二冠(手前)を破った森内俊之名人=6日午後8時48分、甲府市の常磐ホテル、高橋洋撮影
◆リード守りきった名人
午後9時20分、約40分間の感想戦が終わった。森内名人が序盤のわずかなリードを最後まで守り抜いた一局、と言えそうだ。
両者とも顔に疲れの色をのぞかせてはいたが、森内名人はホッとしたような表情を見せた。また、羽生二冠が敗戦直後にもかかわらず、質問に対してハッキリした力強い声で答えていた。
第6局に両者がどう臨むか、ますます楽しみになった。
対局の詳しい情報は、有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)でお伝えしています。
◆森内名人、カド番しのぐ
名人戦第5局は6日午後8時34分、森内俊之名人が109手で挑戦者の羽生善治二冠を破った。対戦成績を2勝3敗として、カド番をしのいだ。持ち時間各9時間のうち、残りは名人22分、挑戦者7分。第6局は6月16、17の両日、山形県天童市で。
第6局に羽生二冠が勝てば、名人位5期を達成し、永世名人の資格を獲得する。
◆羽生の頑張り
午後7時。控室で森内名人リードの評判が根強い中、羽生の頑張りにも感嘆の声があがり始めた。「際どくなって来てますね」といった声が聞かれる。白熱の終盤戦だ。
◆再開
午後6時30分、対局が再開された。再開後に羽生二冠が指したのは、玉側の金を逃げる△6二金。それに対して、森内名人は少考後、▲3二角成とした。
◆休憩に入る
午後6時になり、羽生二冠の考慮中に、30分間の休憩時間に入った。
盤上は、87手目の△4一角までの局面。森内名人が金の両取りをかけている。羽生二冠がどう受けるか。
持ち時間各9時間のうち、消費時間は森内名人7時間7分、羽生二冠8時間31分。残り時間は森内名人1時間53分、羽生二冠29分。
◆「次の一手」は△3九角
途中図(67手目▲6六同金まで)の「次の一手」は、△3九角だった。
午後4時、NHK衛星放送の生中継番組が始まった。冒頭、解説の三浦弘行八段は「森内名人が良いと思います」と踏み込んだ表現。盤上でも森内名人の攻めが続く展開となっている。
ただし、第3局で森内名人が大優勢を築きながら、逆転負けを喫した例もある。熱戦が続きそうだ。
◆大盤解説会にぎわう
午後2時、現地での大盤解説会が始まった。約210人の聴衆でにぎわっている。事前に用意した座席は、ほぼ満員の盛況ぶり。冒頭で、山梨県出身の米長邦雄・日本将棋連盟会長がジョークも交えてお客様を歓迎するあいさつ。続いて、副立会人の鈴木大介八段と屋敷伸之九段が最新の局面までをていねいに解説した。
67手目▲6六同金の局面(途中図)で、「次の一手」クイズが出題された。解説者が示した候補手は「△6二飛」「△6四銀」「△5四歩」「△3九角」「△8八歩」。さて……。
◆対局再開
午後1時半、対局が再開された。写真撮影の時間が数分間あり、羽生二冠はまだ着手していない。
対局場の常磐ホテルでは、午後2〜3時と同6時45分〜終局(時間は未定)、大盤解説会がある。そのお客さんも集まり始めている。
◆昼食休憩入り
午後0時半、1時間の昼食休憩に入った。61手目▲1三歩の局面で羽生二冠が34分考えたところ。
盤上では、森内名人が緩急自在な攻めを見せている。羽生二冠としては「攻められている1筋を丁寧に受けるのか」「これまでの方針どおり中央での反撃を策すのか」方針を決めねばならない頃合いだ。ここで昼食休憩に入るのは、いかにも戦い上手の感がある。
持ち時間各9時間のうち、消費時間は森内名人が5時間24分、羽生二冠が6時間。
再開は午後1時半。甲府は快晴。対局場に面した日本庭園の緑がまぶしい。
◆森内名人の攻め
午前11時、56手目の△6四歩が指された局面(途中図)まで進んだ。森内名人が1筋の歩を突き捨て、攻めの姿勢を強めてみえる。一方、羽生二冠は、相手の手に乗りながらも、反撃をうかがう展開となっている。
◆封じ手は△7五同歩
甲府市の常磐ホテルで5日始まった第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第5局は6日午前9時に再開され、封じ手を開封。2日目の戦いに入った。
羽生善治二冠が封じていた50手目は△7五同歩。前夜、控室では△8四角を予想する声が目立っていたので、やや意外な一手と言えそうだ。
6日夜に終局する見通し。