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将棋名人戦第6局1日目ダイジェスト

2008年6月16日19時35分

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写真第1手を指す挑戦者の羽生善治二冠。右は森内俊之名人=16日午前、山形県天童市鎌田本町2丁目、雑崎徹撮影写真46手目まで写真41手目まで写真36手まで図33手まで写真19手目まで

 ◆羽生二冠が47手目を封じ、1日目終了

 午後6時半、封じ手の時刻を迎え、羽生二冠が47手目を封じて1日目が終わった。

 前段でご紹介した▲3四銀の後、「もう手数は進まないだろう」という控室の予想通り、指されたのは△2四歩▲6八銀△9二角という3手だけで、封じ手の局面となった。互いに“筋違い角”を打ち合い、主導権を奪い合っている。

 本局のここまでのポイントは、なんと言っても、森内名人の36手目△8二飛。これまでは△6六同角▲同歩△3三桂と指す例が多かった。この意欲的な指し方に対し、羽生二冠も妥協しない指し方で臨んだ結果、「プロ棋士が見ても、今後の展開が予想しにくい、混沌(こんとん)とした局面」となっている。

 持ち時間各9時間のうち、消費時間は森内名人4時間18分、羽生二冠3時間44分。

 2日目は午前9時から再開される。

 対局の詳しい情報は、有料の名人戦速報サイト(http://www.meijinsen.jp/)でお伝えしています。

 ◆「良い勝負」?

 ▲6七角の後の進行は、△8四飛▲3四銀。羽生二冠の攻めを、森内名人が受け止めようとしている。アマチュアからすると、先手番が飛角銀の利きを集中させて一直線に攻めれば良さそうに見える。しかし、プロ棋士の検討によると、話はそんなに単純ではないらしい。「良い勝負では」という声も漏れ聞こえてきた。

 午後4時半。封じ手時刻まで、あと2時間となったが、難しい局面だけに、「もう、あまり手数は進まないのでは」と見られている。

 ◆決戦に突入か

 ▲4五銀の後の進行は、△6六角▲同歩△5五歩▲6七角。

 ▲6七角は、▲3四銀と進出し、2三の地点を強行突破する狙い。後手からの狙いである△5六歩の突き捨て(先手が▲同歩と取れば、△3九角〜△6六角成)に備えた、非常に味の良い手。

 森内名人がどんな対策を用意しているのか、注目されている。

 盤上は決戦模様。長考合戦の気配もある。

 ◆注目の応手は、▲4五銀

 注目された羽生の応手は、▲4五銀だった。「さあ、来い」と言わんばかりの森内名人の△8二飛に対し、グイッと踏み込んだ。この一手に羽生は1時間3分を費やした。今度は、森内名人の対策が見ものだ。見応えのある指し手が続いている。

 ◆再開

 午後1時半、対局が再開した。優劣は別にして、羽生二冠は、どんな方針で指し進めるか、早くも大きな岐路に立たされた局面だ。ここから長考する可能性もある、との評判だ。

 ◆昼食休憩入り

 森内名人の“秘策”△8二飛に対し、37手目を羽生二冠が15分考えたところで、午後0時半となり、昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は羽生二冠が1時間47分、森内名人が1時間22分。

 午後1時半に再開の予定。

 ◆名人に「驚きの一手」

 昼食休憩を前に森内名人にまたしても「驚きの一手」が出た。羽生挑戦者が▲6六角と出た手に対し、図の△8二飛がその一手。△6六同角と取るのが普通だが、単に引く手はおそらく初めてではないかという。なぜなら、次に▲2五銀、または▲4五銀と出る手があるからだ。一目後手の受けが難しい。森内名人はどんな秘策を用意しているのだろうか?

 ◆相懸かり

 午前10時、19手目▲2七銀までの局面(途中図)となった。先手の羽生二冠が選んだのは「相懸かり・引き飛車・棒銀」。第3局と第5局で、先手の森内名人が採用した作戦だ。2局とも序中盤では森内名人が優勢を築いている。それだけに、森内名人が逆を持って、どのような指し回しを見せるか、注目される。

 ◆第6局始まる

 森内俊之名人(37)に羽生善治二冠(37)が挑戦している第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第6局が16日午前9時、山形県天童市の天童ホテルで始まった。相居飛車の将棋に進んでいる。

 今期の流れは第1局を森内名人が制したが、第2局から第4局まで羽生二冠が3連勝。カド番に追い込まれた森内名人が第5局を制した。

 本局は、森内名人がタイに追いついて逆転防衛に望みをつなぐか、羽生二冠が先手番の利を生かして名人位奪取を決めるか、注目の一番だ。羽生二冠は、勝てば名人位通算5期になり永世名人(十九世名人)の資格を得る。

 持ち時間各9時間の2日制で、17日夜に終局する見通し。

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