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羽生二冠が名人位奪取、永世名人の資格獲得

2008年6月17日21時13分

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写真森内俊之名人を破り、笑みを見せる羽生善治新名人=17日午後8時58分、山形県天童市、林敏行撮影

 山形県天童市の天童ホテルで指されていた第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第6局は17日午後8時10分、挑戦者の羽生善治二冠(37)が森内俊之名人(37)に105手までで勝ち、4勝2敗で名人位を5期ぶりに奪取した。これで名人位を通算5期獲得したことになり、名人戦が実力制になって6人目の永世名人(十九世)の資格を得た。また王座、王将と併せ、羽生新名人は三冠になる。持ち時間9時間のうち、残りは羽生挑戦者37分、森内名人は20分だった。

 96年に将棋界初の全タイトル七冠を制覇したことがある羽生新名人だが、永世名人は同い年の森内名人に04年と05年に2度阻まれただけでなく、先も越された因縁の対決だった。過去4度の名人戦対決で2勝2敗と譲らぬライバルを相手に、いつにない気迫を見せて臨んだ今シリーズ。初戦を落とした後3連勝し、「王手」を1度かわされて迎えた第6局は、じっくりと勝ちを急がずに森内名人を追い込んで快勝した。

 羽生新名人は70年、埼玉県所沢市生まれ。89年に19歳で初タイトルの竜王を獲得して以降、94年に名人位を得るなど七タイトルに計68期就いてきた。すでに棋聖、王位、王座、棋王、王将の永世称号を持っており、故大山康晴、中原誠の永世五冠を抜き、将棋界初の永世六冠となった。初の永世七冠まで竜王を残すだけだ。

     ◇

 羽生新名人の話 七番勝負は力戦、乱戦の将棋が多かったので一局一局苦心した。じっと手待ちの将棋だった第4局が印象に残っている。永世名人については、シリーズが煮詰まってからは考えもしたが、まだ終わったばかりなのであまり実感はない。

 森内名人の話 後手番の3局であまりチャンスがなく、七番勝負は全体的に押され気味だった。第3局を落としたのが結果的に大きかったかもしれない。また一から出直して頑張ります。

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