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「正面からぶつかる姿勢貫けた」 羽生名人、一問一答

2010年5月20日

写真羽生善治名人は、名人位を守った後の記者会見で笑顔をみせた=19日午後11時36分、福岡市中央区の城南クラブ

 第68期将棋名人戦七番勝負で3連覇を果たした羽生善治名人(39)が、19日午後11時半から福岡市内の対局場で記者会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。

 ――まず、どうも、お疲れ様でした。

 羽生「あっ、ええ」

 ――今日で終わったわけですが、いま、感想戦も終えて、安直ですけど、今日のお気持ちは?

 羽生「えっ、まあ、あの〜、そうですね。終わったところなんで、まあ、実感はあまり無いですけど、ええ。ただ、まあ、なんて言うんですかね、ええ、一息ついた、というようなところですかね。感想戦も終わって」

 ――今期の七番勝負、相手が三浦弘行八段(36)ということで、どのような七番勝負を指そうと思われて、それが、どの程度、実現されましたか?

 羽生「まあ、三浦さんは、非常に、その〜、研究というか、あの、作戦的な準備というか、まあ、そういうのが周到というかですねえ、非常にきめ細かに、あの、考えてくるタイプなので、それをどういうふうに迎え撃つか、というところが、シリーズのテーマとしては一貫してあったかな〜、とは思ってます。ただ、あんまり変化球でいくんじゃなくて、まあ、正面からぶつかっていけたらいいな、とは思っていました。そうですね、ただ、中盤のわかれでは苦しい局面が多かったような気がしてますけど。まあ、一応、その姿勢は貫けたかな、と思います」

 ――三浦さんとは久々の番勝負になったんですけども、改めて4局指してみて、どんな印象を三浦さんにはお持ちですか?

 羽生「そうですねえ。やっぱり、その、緩急をつけてきたり、まあ、粘る場面では粘ったりっていう、やっぱり、切り替え、攻守の切り替えが早いタイプなので、うん、どういうふうについていくかっていうことですかねえ、はい」

 ――4連勝というスコアに、一方的なスコアになったんですけれども、戦った方からみて、このスコアは、どうでしょうか?

 羽生「うん、そうですねえ。まあ、1局目、3局目、4局目は、まあ、終盤で負けの局面が多々あったはずなんで。まあ、そういう意味では、ずっと大変というんですかねえ。まあ、今日の将棋も始まる時も、3連勝しているからということではなくて、やっぱり内容的には苦しいところ多かったんで。まあ、あんまり、それに変わることなく、やれたらいいな、とは思ってました」

 ――名人戦では2度目の3連覇ですが、連覇という意味では?

 羽生「う〜ん、そうですねえ。まあ、やっぱり、1回1回が、あの〜、大変だなあっていうのは、まあ、実感として、ありますねえ。ただ、続けていけるように、これからも努力をしていかなきゃいけないっていうことを思っていますけれども。やっぱり1回勝つのは本当に大変だなあ、と、すごく思います」

 ――一方では王座戦は18連覇とか長期連覇を続けていて、名人戦はなかなか連覇が続けられない。その原因っていうか、思い当たるところって、ありますか?

 羽生「う〜ん、そうですねえ。まあ、名人戦もそうですけど、うん、A級順位戦も、とにかく激戦区なんで。まあ、あの〜、一つ一つやっていく中で、結果を出していくしかないのかなあと思ってます。そんなに簡単にはいかないっていうのが、やっぱり、ずっと長くやってきた実感ですねえ」

 ――名人戦、いま終わったばかりで、次の目標を聞くのはどうか、とは思いますけれども……あえて、お伺いさせてください。

 羽生「あっ、そうですねえ。うん、やっぱり、でも、まだ、その、新しい年度は始まったばっかりなんで、この名人戦をきっかけに1年間フルに活躍できるように頑張っていきたいな、と思います」

 ――タイトル獲得はこれで通算76期で、大山名人の80期に、あと4期。そういうことを意識したりはしますか?

 羽生「あ〜、もう少し近づいたら考えるかもしれないですけど、今の段階では、そうですねえ、ええ、まあ、1期だけでも大変なんで。あまり今のところ、特には考えていないです」

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