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< 第22期朝日オープン将棋選手権五番勝負 第1局 >
  ▲羽生善治 名人   対   △深浦康市 選手権者
  4月7日 ホテル万松楼(長崎県佐世保市)

別ウインドウで開きます指し手再現 | 使い方 | 日程と結果

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終了直後に大盤解説会場へ足を運び、聴衆の前で対局について語る深浦選手権者(中央)と羽生名人。聞き手は中倉彰子女流初段(右)

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対局を終え、盤前で記者の質問に答えながら対局を振り返る羽生名人

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125手完

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69手目 ▲同金寄

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深浦選手権者の少年時代の逸話を交えながら、東京・築地の朝日新聞読者ホールで大盤解説を行う森下卓九段(右)と聞き手の矢内理絵子女流三段

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対局会場のホテル万松楼(長崎県佐世保市)で開催された大盤解説会には、地元の将棋ファン約60人が詰め掛け、加藤一ニ三九段の解説を熱心に聞いていた。聞き手は中倉彰子女流初段

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38手目 △9五角まで

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37手目 ▲5五角まで

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駒を手にする羽生名人(左)と、2手目を指す深浦康市選手権者

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▲2六歩と初手を指す羽生善治名人(左)と、見据える深浦康市選手権者=長崎県佐世保市のホテル万松楼で

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記録係・天野貴元三段の振り駒で、羽生名人(左)の先手が決まった

羽生名人、接戦制し先勝

 7日午前10時から長崎県佐世保市の「ホテル万松楼」で指された、第22回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第1局は午後6時17分、挑戦者の羽生善治名人(33)が深浦康市選手権者(32)を125手で破り、先勝した。持ち時間各3時間のうち、残りは羽生名人3分、深浦選手権者1分。第2局は20日、大阪市北区の「芝苑(しえん)」で。

 両者とも経験豊富な横歩取り8五飛の戦型に進んだ。羽生名人の先手5五角(37手目)に対して深浦選手権者が52分費やした後手9五角(38手目)から、一手一手の成否が明暗を分ける戦いになった。中盤、羽生名人が駒得から主導権をにぎり、そのまま押し切るかと思われたが、深浦選手権者の必死の粘りでもつれた。どちらが勝つか分からない終盤戦が50手以上続き、最後は羽生名人が制した。

 解説の先崎学八段は「羽生さんとしては上出来とは言えない将棋。最後に勝ちがあったのはついていた。深浦さんは追い込んだがあと一歩及ばなかった」と話した。

◇    ◇    ◇    ◇

 <羽生名人の話> 駒得でよくなったと思ったが、途中からはっきりしなくなった。先手5五馬(105手目)と引けて勝ちが見えた。

 <深浦選手権者の話> 中盤からちょっと苦しい展開。有望な変化があったかもしれないが、時間がなくて分からなかった。


なかなかの指し手

 加藤九段「△1七飛成はなかなかの手。▲同金△同竜とし、▲1ニ飛と打つ手には、△3ニ歩の中合いを用意している」。


羽生勝勢か

 △2八桂成▲同金寄で飛車が取れる形になり、加藤九段の解説によると、「羽生勝勢」。
 「1ニ飛と打たれると、後手の合い駒が悪い」という。


「深浦さんに羽生さんが読んでいない手があるか……」

 狙いの一手▲2一飛から局面が大きく動いた。先崎八段は、大盤解説会で羽生名人の優勢を示唆した。「△3一金に対する▲2二飛成は、羽生さんが安全勝ちを狙った手」。深浦選手権者の地元でもあり「困りましたねえ」と一言。「あとは、深浦さんに羽生さんや私が読んでいない手があるかどうかです」


東京で大盤解説会

 「羽生と深浦の頂上決戦どうなる」――五番勝負第1局にあわせ、7日午後3時半から、東京・築地の朝日新聞読者ホールで、森下卓九段と矢内理絵子女流三段を迎えて大盤解説会が開かれ、約160人のファンが詰め掛けた。


しなやかな手

 45手目、羽生名人の▲6六歩に、控室にいた先崎八段が「しなやかな手」と感心した。▲6七金と悪形を解消するのを含みに、次に(1)▲2一飛や(2)▲9六歩△8四角▲8三飛を狙っている。
 「おそらく深浦さんの予想になかった手でしょう」


深浦、38手目△9五角

 深浦は52分の長考の末、△9五角と指した。
 「横歩取りの極めて激しい変化に羽生名人が誘い、深浦選手権者がそれに乗った形に なった。現局面は後手が両桂をはねて指しやすいとプロの間では思われている。△9 五角は、以下▲7七歩△7五飛で深浦選手権者は十分と見ている手です」と先崎八段 は解説した。
 しかし深浦選手権者は△3六飛。「これは先手が▲3八飛とぶつけたくなりました。 えらいことになりそう」


深浦、昼食休憩またぎ「長考」

 約1時間の昼食休憩後、午後1時に再開。深浦は昼食休憩前に19分を費やしていたが、再開後もすぐには指さない。昼食休憩中に考えがまとまらなかったようだ。


37手目、▲5五角までで昼食休憩に

 羽生が▲5五角と指した後、深浦は時間を入れて昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は先手の羽生が52分。後手の深浦が46分。


未知の局面へ

 33手目、▲8八歩の局面までは前例(02年12月の早指し選手権戦の丸山―高橋戦)がある。この対局は△7六飛▲7七金△7五飛▲6六金と進み、後手が勝っている。しかし、深浦は△7三桂と指し、未知の局面に突入した。


頂上決戦いよいよ開幕

 深浦康市選手権者に羽生善治名人が挑戦する第22回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第1局が7日午前10時から、長崎県佐世保市のホテル万松楼で始まった。

 双方和服姿で、まず深浦選手権者が上座へ。5分後に羽生名人が下座に座り、息を合わせるように駒を並べた。記録係の天野貴元三段の振り駒はと金が3枚、先手は羽生名人に決まった。立会人の加藤一二三・九段が対局開始を宣言し、羽生名人は▲2六歩。それに対し深浦選手権者は△3四歩と応じ、横歩取りの戦型に進んだ。

 加藤九段は「深浦さんは横歩を取らせる作戦でよく勝っている。深浦さんが後手の場合、予想された戦型。一手の工夫でがらっと結果が変わる手将棋です」と話した。

(2004/04/07)

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