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< 第22期朝日オープン将棋選手権五番勝負 第5局 >
  ▲羽生善治 名人   対   △深浦康市 選手権者
  5月25日 鬼の栖(静岡県伊豆市)

別ウインドウで開きます指し手再現 | 使い方 | 日程と結果

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第3代朝日オープン選手権者となった羽生名人。対局後も厳しい表情を崩さなかった

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敗れた深浦康市選手権者

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大盤を使って指し手を説明する佐藤康光棋聖(右)と千葉涼子女流三段=朝日新聞東京本社で

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検討で盛り上がる立会人の勝浦修九段(左)と屋敷伸之九段(右)

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初手を指す先手・羽生名人

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決戦直前の対局室=静岡県伊豆市の「鬼の栖」で

羽生勝ち、第3代選手権者に

 7日午前10時から長崎県佐世保市の「ホテル万松楼」で指された、第22回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第1局は午後6時17分、挑戦者の羽生善治名人(33)が深浦康市選手権者(32)を125手で破り、先勝した。持ち時間各3時間のうち、残りは羽生名人3分、深浦選手権者1分。第2局は20日、大阪市北区の「芝苑(しえん)」で。

 両者とも経験豊富な横歩取り8五飛の戦型に進んだ。羽生名人の先手5五角(37手目)に対して深浦選手権者が52分費やした後手9五角(38手目)から、一手一手の成否が明暗を分ける戦いになった。中盤、羽生名人が駒得から主導権をにぎり、そのまま押し切るかと思われたが、深浦選手権者の必死の粘りでもつれた。どちらが勝つか分からない終盤戦が50手以上続き、最後は羽生名人が制した。

 解説の先崎学八段は「羽生さんとしては上出来とは言えない将棋。最後に勝ちがあったのはついていた。深浦さんは追い込んだがあと一歩及ばなかった」と話した。

◇    ◇    ◇    ◇

 <羽生名人の話> 全体としてねじり合いの将棋が多かった。持ち時間が3時間と短いので、決断を大事に指そうと心がけた。

 <深浦選手権者の話> 3局目などふがいない将棋があったが、最終局まで来られて充実していた。結果を出せなかったのが一番残念です。


長考の末に

 93手目、羽生が▲3三歩成と指した後、深浦が長考。検討室では「選手権者は持ち前の粘りを信じ、攻撃に活路を見いだすしかないでしょう」。その見方の通り、深浦は△5七歩成と指した。ここから、局面は大きく動く。


大盤解説会に130人

 東京・築地の朝日新聞東京本社では、午後3時半から大盤解説会が開かれ、集まった将棋ファン130人が盤面に熱い視線を注いだ。解説は佐藤康光棋聖、聞き手は千葉涼子女流三段で、会場にはasahi.comの指し手速報のスクリーンも用意された。「その変化だと詰みそうですねえ」「じゃあ千葉さん詰ませてみてください」「えっ」。息の合った2人の掛け合いに、場内からは笑いが絶えなかった。


羽生、手厚い形勢

 83手目、▲7四桂で後手の飛車の動きが封じられた。解説の屋敷九段は「羽生名人の押さえ込みが成功した形。先手がかなり手厚い形勢です」


注目の一戦に棋士続々

 注目の一戦とあって、対局の行われている「鬼の栖」には、次々と棋士が顔を出している。青野照市九段、渡辺明五段、飯島栄治四段、村山慈明四段、比江嶋麻衣子女流1級の面々だ。立ち会いの勝浦修九段、解説の屋敷伸之九段も交えて、検討室がにぎやかになった。

 勝浦九段は現在の局面について、「飛車、角、桂馬による後手の攻めが成功するかどうかがカギ。後手は忙しく仕掛けていかなければならない」と話した。


午後再開

 39手目、羽生が、▲6七銀と指した後、深浦は時間を入れて昼食休憩に入り、午後1時に再開。深浦選手権者は、すぐに△7四歩。昼食までの消費時間は先手の羽生が68分。後手の深浦が30分。


中央でぶつかる急戦模様

 20手目に、横歩取り「8五飛型」ではなく8四飛を選んだ深浦選手権者。早くも中央で駒がぶつかる急戦模様だが、36手までの消費時間はわずか2分。対する羽生名人は34分を費やしている。


対局始まる、旧来型の横歩取りに

 深浦康市選手権者(32)に羽生善治名人(33)が挑戦している第22回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第5局が25日午前10時、静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で始まった。

 互いに先手番を勝って2勝2敗で迎えた最終局は、改めて振り駒が行われ、先手は羽生名人に決まった。立会人の勝浦修九段の合図で、羽生名人は大きく深呼吸して先手7六歩。深浦選手権者も後手3四歩と応じ、第1局から第3局までと同じ横歩取りの戦型に進んだ。しかし20手目、深浦選手権者は後手8四飛と引き、現在流行の「8五飛型」から離れ、旧来の陣形を選んだ。

 解説の屋敷伸之九段は「深浦さんが得意としている形。先手が後手を押さえ込めるかどうか、模様の取り方が難しい、じっくりとした戦いになりそうです」と話した。


前日に対局室検分

 深浦康市選手権者に羽生善治名人が挑戦している第22回朝日オープン将棋選手権五番勝負の第5局は、対局前日の24日午後、舞台となる静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」に両対局者が到着した。三島から修善寺までの車中は、羽生名人が読書、深浦選手権者は関係者と談笑して過ごした。

 午後5時半から対局室の検分。今回の盤と駒は、日本将棋連盟から運ばれたものだ。

 まず深浦選手権者が愛飲の微炭酸水ボトルを携えて入室。すぐに羽生名人も続き、両者は駒の感触や対局室の明るさを確認した。

 対局室からは、池をたたえた日本庭園が臨める。深浦選手権者は93年に朝日オープン前身の全日本プロを制したとき、同じ対局室で指している。庭園を見つめていた深浦選手権者は「ああ、思い出してきました」と、かすかにほほえんだ。一方、羽生名人は厳しい表情で盤を見つめ、終始無言だった。

◇    ◇    ◇    ◇

 日本将棋連盟関西本部は第5局の大盤解説会を25日午後3時から、大阪市福島区福島6丁目の関西将棋会館で開く。解説は平藤眞吾六段。入場料1200円。

(2004/05/25)

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