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< 第22回朝日オープン将棋選手権挑戦者決定戦(決勝) >
  先手 ▲羽生善治 名人     対   後手 △山崎隆之 五段

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1〜12手

▲7六歩
△8四歩23
▲6八銀4
△6二銀2
▲5六歩
△5四歩2
▲4八銀1
△5三銀1=図
▲7八金6
△3四歩10
▲7七銀
△6四銀

△5三銀まで

棋譜

指了図・△6四銀

棋譜

沈黙の23分

 プロ棋戦にアマチュア選手10人の参加。門戸を広く開いた158人のオープントーナメントがいよいよ大詰めを迎えた。

 「前回ベスト4」の実績で本戦にシードされた23歳の新鋭山崎五段は、畠山成幸七段、内藤國雄九段、鈴木大介八段、三浦弘行八段を倒した。

 一方、羽生名人は本戦で窪田義行五段、松尾歩五段、森内俊之竜王、郷田真隆九段を破っての決勝進出。昨年、準決勝で山崎を退けた羽生だが、決勝で深浦康市・現選手権者に敗れた。それに、一昨年の準決勝で堀口一史座五段(第20回選手権者・4月から七段)に負けていることを思うと、今回は是が非でも勝ちたい一番に違いないのだ。

 大阪在住の山崎、かぜ気味なのか、マスクをつけて東京の将棋会館に現れた。定刻10時に記録係の天野貴元三段が開始を告げ、羽生は▲7六歩。

 だが、硬い表情の山崎がなかなか指そうとしない。重い沈黙の時が流れた。5分、10分――。

 あきらめて退去するカメラマンもいて、記者は初手の長考などの珍記録を思い出しながら山崎の表情をうかがった。

 心を静める時間であったと思う。黙考23分、△8四歩。以下は風変わりな作戦の展開だった。 [次の譜へ]

(東 公平)

2004年4月16日


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